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日産自動車は6月27日、ミニバン「セレナ」などで最悪の場合火災に至るおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出ました。対象はセレナや「キューブ」などのほか、日産が他社に供給した「ランディ」(スズキ)、「デリカD:3」(三菱自動車)など計7車種、約49万台に上ります。
2017年12月、約31万7000台を対象に既にリコールを発表している件ですが、「対策内容が不十分であったことが判明したため、対象範囲を見直して届け出を行うもの」と説明しています。
不具合の部位は電気装置(電源分配器)。国土交通省の発表によると、
電源分配器の基板において、製造設備の管理が不適切なため、不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程においてコーティングに亀裂が発生することがある。そのため、高湿環境下において電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると、短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。
──と説明されています。これまで4件の車両火災が発生しているとのことです。
対象となるのは2010〜15年に製造されたセレナ約19万5000台、08〜14年に製造されたキューブ約18万7000台、「NV200バネット」「NV200」約10万台と、スズキ「ランディ」約5000台、三菱「デリカバン」約2400台、「デリカD:3」約1700台で、合計49万1345台に上ります。
全車両について電源分配器を確認し、対象部番の部品は対策品と交換するとしています。
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