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「CHICCA」2019年秋にブランド終了 花王広報部「グループ全体の事業戦略見直しの一環」

ブランド誕生から約11年。

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 カネボウ化粧品は7月1日、コスメブランド「CHICCA(キッカ)」の販売を2019年秋から順次終了すると発表しました。ブランド終了について花王の広報部はねとらぼ編集部の取材に対し「花王グループ全体の事業戦略の見直しの中で、販売終了を決定しました」としています。

キッカ終了
ブランド終了のお知らせ(CHICCAブランドサイトより)

 CHICCAは2008年3月に、50代後半〜60代女性をコアターゲットとするブランドとして誕生。同年に吉川康雄メイクアップアーティストがブランドクリエイターに就任し、「自然な美しさを作れる」と大人の女性から支持されてきました(吉川氏は2019年3月にブランドクリエイターを退任)。

 カネボウ化粧品は2006年から花王の完全子会社となっています。花王は2018年5月にグループ全体で49あるコスメブランドの選択と集中を行い、ブランドポートフォリオの最適化を進めると発表。注力するブランドとしてグローバル11ブランド(「SENSAI」「RMK」「SUQQU」など)、国内8ブランド(「LUNASOL」「TWANY」「LISSAGE」など)がピックアップされていましたが、その一覧の中にCHICCAは含まれていませんでした。ファンからブランド存続に対する不安の声も上がっていました。

キッカ終了
注力ブランドポートフォリオ(花王のプレスリリースより)

 さまざまな百貨店コスメブランドの中でも独自の存在感があったCHICCA。広報部はCHICCAのユーザーに対し「販売終了まで誠意をもってご対応したい」としています。店舗及び百貨店オンラインサイトの販売終了のスケジュールは、ブランドサイトやメールマガジンで随時告知予定。ECサイトでは、2020年秋まで販売を継続するといいます。

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