年齢を重ねると新しいものに対する吸収力が下がってしまうという「オタクの老い」について語る漫画に、激しく同意せざるを得ません。全部身に沁みて胸が痛いです……。
漫画は社会人オタ女子を描いた作品の一場面。主人公のマミちゃんに、オタク友達で上司のマキさんが、「ある程度年齢を重ねると、新しいものに対する吸収力が下がって、過去の貯金でオタ活動するようになるのよね」と深く突き刺さるような言葉を投げかけてきました。
マキさんが言うには、新しいゲームを買っても積んでしまったり、クリアまでプレイし続けられなかったりして、新しいコンテンツを吸収する力が衰えるとか。つまりこれがオタクの「老い」だというのです。すごく分かる……。
さらに、「あのころ子どもだった大人」に向けた作品が最近多いという話に。マキさんはアニメやゲームのリメイクが増えているのは、老いたオタクにとって救いなのではないかと推測します。好きなジャンルのストーリーや推しの動向は、ハマればハマるほど自分の血肉になっているというもの。リメイクならかつて鍛えた「オタ筋」を使って再度作品を楽しんで、ついでにあの頃なかった経済力でお財布のひもも緩くしてしまうというものです。
オタクの老いについて真理をついてしまったマキさんの言葉に「言い返せない」「大学生なのにすべてに当てはまる」「確かにリメイクとかに飛びついちゃう」など、心に突き刺さってしまった人たちからのリプライが続いています。夏アニメ、またHDDに溜まっていく一方なんだろうなぁ……。
作者は漫画家の町田粥(@machi_kayu)さん。今回投稿された漫画の登場人物たちが主人公の漫画「マキとマミ〜上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話〜」を、ジーンピクシブで連載中です。現在1巻と2巻が発売中、3巻が7月26日に発売されます。マキさんとマミちゃんが展開するオタクあるある話に、何度も「分かる……」とうなずいてしまいます。
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ちょっと、がんばり過ぎかもしれません。