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制限25トンの2倍超、61トンで通行 悪質な重量違反の大型トレーラーを告発 NEXCO東日本など

重量超過の大型車は道路劣化の大きな原因だと指摘されています。

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 車両の重量制限を大きく超えた大型トレーラーを通行させたとして、独立行政法人の日本高速道路保有・債務返済機構と東日本高速道路(NEXCO東日本)は7月3日、大型トレーラーの運転手と雇用主である東京都江東区の企業を千葉県警に告発したと発表しました。この大型トレーラーは25トンの制限を2倍以上オーバーしていたといい、「極めて悪質な違反者」だと指摘しています。

 同機構とNEXCO東日本によると、2018年11月15日午後0時45分ごろ、東関東自動車道下りの習志野本線料金所で違反を発見。車両制限令が定める一般的制限値は25トンですが、このトレーラーの実測値は61.65トン。36.65トンもオーバーし、一般制限の約2.5倍に当たる重さだったとのことです。

 重量違反の大型車が道路の劣化に与える影響は大きく、国土交通省によると、道路の劣化への影響度は過積載の大型車両によるものが91.5%を占めると試算されています。また、速度や操作性が低下するなど、「重大事故を誘発する可能性がある極めて危険な車両」(同機構とNEXCO東日本)でもあります。

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超過重量の大型車は道路を劣化させる大きな原因になっている(国交省の資料より)

 国交省は、一般的制限値を2倍以上超過している悪質な違反者については、その事実をもって告発する方針を打ち出しています。同機構と高速道路6社もこの方針に基づき厳罰化しています。

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