人気漫画「刃牙」シリーズに登場する、主人公・範馬刃牙の家のジオラマがすごいクオリティーだと注目を集めています。あのすさまじい落書きだらけの家をここまで再現できるものなのかッ……!
範馬刃牙の自宅は、同シリーズの第1作目『グラップラー刃牙』の幼年編にて登場。家へと続く道の壁から地面まで落書きされ、そして家には壁はもちろん屋根にまでめちゃくちゃな量の落書きがされており、街中の不良たちにかなり恨まれているのが伝わってくる名シーンです。そんな印象的に描かれた家を、驚くほどリアルなジオラマで再現しています。
このジオラマは『週刊少年チャンピオン』の50周年記念として企画され(関連記事)、実現のための支援を募るクラウドファンディングを行った結果、150万円の目標金額を見事に達成。立体化は初の試みで、30年近く同誌で「刃牙」シリーズを連載してきた原作者・板垣恵介先生の夢でもあったそうです。
ジオラマの作者はすこっつぐれい(@kokoro1394)さん。Twitterでは一部の制作過程も公開していますが、組み立てから塗装まで、かなり細かいところまでこだわって作られているのが分かります。また作中で父・範馬勇次郎が4つに引き裂いた“ちゃぶ台”もネタとして作っており、原作への愛を感じます……。
完成した刃牙の家は、7月15日に秋葉原で開催された「週刊少年チャンピオン 創刊50周年大感謝祭」で展示され、見に来たファンから「オイオイオイなんやこのクオリティは」「たいしたものですね」と同作のセリフを引用した称賛の声が上がり、Twitterなどで話題に。またその予想を超えた素晴らしい完成度に「本当に精密なジオラマでした。クラウドファンディングして本当によかったですッッッ!」といったプロジェクト支援者からの声も上がっていました。
ちなみに50周年大感謝祭では、板垣先生をはじめ、『弱虫ペダル』の渡辺航先生や『覚悟のススメ』の山口貴由先生らがステージに登壇。そこに前編集長の沢孝史さんや現役編集長の武川新吾さんも参加し、思い出話や暴露エピソード、他にも板垣先生から「アクの強い毒気のあるキャラクターを描くことは得意だったが、それでは売れないと分かった。そこから女子のような綺麗な顔を模写することから始めて、範馬刃牙が生まれた。刃牙は綺麗な女の子を描くつもりで描いている」といったキャラクターメイキングの秘話も語られるなど、さまざまな展示品含め、ファンにはたまらない1日となったようです。
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