ニュース
Nintendo SwitchのJoy-Con、欠陥疑惑で集団訴訟がアメリカで提起 スティックが勝手に入力される「ドリフト問題」
「米任天堂は問題を認識していながら開示せず、無償修理を拒んでいる」と主張。
advertisement
Nintendo SwitchのJoy-Conに欠陥があるとして、アメリカの法律事務所「Chimicles Schwartz Kriner&Donaldson-Smith(CSK&D)」が、米任天堂に対し集団訴訟を提起し、サイト上で訴訟への参加を呼びかけました。「欠陥」の内容は、スティックに触れていないにもかかわらず勝手にキャラクターなどが動く現象で、俗に「ドリフト問題」などと呼ばれています。
訴状によると、原告のRyan Davis氏は、2017年7月にNintendo Switchを購入。約11カ月の使用後にドリフト問題が発生し、Joy-Conを公式サービスへ修理に出したといいます。
しかし修理から3カ月後、再びドリフトが発生。追加で購入したJoy-Conも約13カ月の使用後に問題が発生したそうです。訴状にはほかにも、似たケースの報告がいくつか引用されています。
原告側は、米任天堂がこうした問題を認識していながら開示をせずに、Joy-Conの無償修理を拒んでいると主張。同社の過失による虚偽表示や不当利益といった問題の是正や、金銭的な救済を求めています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 同人誌まとめサイト「同人あんてな」に同人作家が1000万円請求 香港企業装い運営か
広告代理店などを通じて調査したところ、日本人が運営していたことが分かったそうです。 - 講談社、海賊版リーチサイト「はるか夢の址」運営者に1億6000万円を損害賠償請求
運営3人は1月に実刑判決を受けていました。 - 米アダルトグッズメーカー、広告を拒否され地下鉄会社を訴訟へ 「ED治療薬の広告はOKなのになぜ」
性的な健康を目指す点はバイブレーターも同じなのに、男性向けのED治療薬だけ許されるのは性差別との主張。 - “マリカー”訴訟、二審でも任天堂が勝訴
マリカー側の不正競争行為を認める中間判決が下されました。 - 「netgeek」集団訴訟、被害者らがクラウドファンディング開始 「悪徳ビジネスが社会的制裁受けること証明したい」
netgeekの手口について「集団リンチを仕立て上げてお金を稼ぐビジネスモデル」と厳しく批判しています。 - 「星のドラゴンクエスト」ガチャ集団訴訟はなぜプレイヤー側敗訴となったのか 裁判所の判断は「不当表示なし」
「★5そうびは、上記のそうびの他にも排出される場合があります」という一文の解釈が争点に。