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講談社、子ども向け乗り物図鑑「はたらくくるま」増刷中止 戦車など自衛隊特集が「不適切」と読者から指摘を受けて

兵器は不適切という指摘。

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 講談社ビーシーは2019年7月22日、子ども向けの乗り物図鑑「はたらくくるま」シリーズの一部で、今後「増刷を行わない」と発表。ネット上で注目を集めています。

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増刷中止が決まった「はじめてのはたらくくるま 英語つき」

 増刷中止が決定したのは「はじめてのはたらくくるま 英語つき」。2018年11月に発行され、3歳から6歳の未就学児童を対象とした「知育図鑑」として販売されてきました。

 しかし、その内容に「『くるま』というカテゴリーに入らない乗り物、武器としての意味合いが強い乗り物が掲載されている」と読者から指摘があり、これを受けて検討を重ねた結果「『知育図鑑』として適切な表現や情報ではない箇所があった」として、増刷中止を決めたそうです。

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 不適切と指摘されたのは20ページから25ページに掲載された内容。「自衛隊」の乗り物を特集したもので、10式戦車、74式戦車、装甲戦闘車、自走迫撃砲などの兵器のほか、救急車、雪上車、施設作業車など、ややマニアックな車両まで、陸上自衛隊の乗り物を4ページにわたって紹介。航空自衛隊のF-2、F15Jといった戦闘機、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦や潜水艦なども各1ページを使って紹介しています。

 増刷中止が発表されてからネット上では賛否がわかれているようですが、戦車や自走砲などの兵器が不適切とする点に理解を示す人、航空機や艦艇を「はたらくくるま」とした点をカテゴリ選択ミスと指摘する人もいますが、救急車や雪上車なども同列に不適切と扱うことに違和感を覚えた人もいたようでした。

 講談社ビーシーは「書籍の編集、発行をする際には、より細心の注意を払い、適確な情報を読者の皆様に届けられるよう、一層努力して参る所存でございます」とプレスリリースを出しています。

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講談社ビーシーのプレスリリース
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春山優花里

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