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エリートのプレイボーイに成り上がった陰キャが忘れていたのは…… 大切なことに気付く漫画にジーンとくる(1/2 ページ)

自分にとって大切なことはなにか、考えたくなる話です。

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 同級生にバカにされた陰キャ男子が、エリートのプレイボーイに成り上がったものの、大切なことを見失っていたことに気づく漫画「大切なこと」が、自分にとって大切なことは何かを考えたくなるお話となっています。作者は川松冬花(@ffarte12)さん。

 主人公の翔太は陰キャだった中学のころ、「罰ゲーム」として女子にウソの告白をされ、同級生に笑われるという出来事のせいで不登校に。悔しさをバネに、エリート証券マンになった彼はいろいろな女性と遊ぶ日々を送っています。


ウソの告白で笑われた悔しさが成り上がる原動力に

 幼なじみの三夏子に「いつか絶対痛い目を見る」と忠告されても「彼女達も本気じゃない」「俺のお金や仕事が好き」と誠意のない言葉を返す翔太。そんな矢先、三夏子に仲の良い男性の後輩がいることを知った翔太は、後輩のことを金がないとバカにします。


誠意のない言葉

 そんな彼を涙を浮かべて詰る三夏子。女性と遊んでも誰も大切にしていない彼は、中学のときにされた「期待させて捨てる」をそのままやり返しているだけだ、と。ショックを受けた翔太は合コンも途中で帰る有様。三夏子と話したいけれど連絡する勇気が出ないため、中学時代の同窓会に出ることにします。

 同窓会で、自分を笑い者にしたクラスメイトに再会した翔太は、自分にとって不登校になるほどだったことを、相手は大したことだと思っていなかったことを知ります。思い出したのは、三夏子が自分のことのように憤って泣いてくれたこと。誰にもバカにされないよう、人にうらやましがられる生活を――そればかり考えて、大切なことを忘れていたと気づいた翔太は、三夏子のもとへ向かうのでした。

 「見返してやろう」という思いは時に人を動かす強い力になりますが、強すぎると翔太のように大事なものを忘れてしまうことも……。彼がそれを思い出せて、ダメにならずに済んだのはよかったですね。三夏子とは進展したような、そうでもないような雰囲気ですが、これからどうなるのか楽しく想像できる結末に思わずにっこりしてしまいます。

 読者からは「失う前に気づけてほんとに、ほんとーーーーーに良かったですね」「白井くんみたいな人絶対いるんで、そーゆー人にはこの漫画読んで気づいて欲しい」「ヒロインが男前すぎる」などの感想が寄せられています。

 川松さんは5月にも、ハーフの少年と女装男子の友人を描いた漫画「ヴォツェック」をTwitterで投稿し、注目を集めました。

「大切なこと」

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