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東京急行電鉄と東急レクリエーションは8月5日、東京・新宿の歌舞伎町で進めている再開発で、高さ約225メートルの高層ビルの新築工事に8月から本格着工すると発表しました。「新宿TOKYU MILANO」跡地を中心に建設し、映画館と劇場、ライブホールなどのエンターテインメント施設とホテルからなる複合施設で、2022年度開業を目指します。
2014年に閉鎖した映画館「新宿ミラノ座」などを含む新宿TOKYU MILANO跡地を中心とした大型再開発で、計画名は「歌舞伎町一丁目地区開発計画」。地上48階、地下5階などの高層複合施設には、東急とソニー・ミュージックエンタテインメントの共同出資会社が運営するエンタメ施設と、東急ホテルズが運営する宿泊施設を整備します。
12〜15階には約8スクリーンを備える映画館を、8〜11階には約850席の劇場、地下1〜地下4階には最大約1500人を収容するライブホールが設けられます。宿泊施設の高層階にはアートや音楽など街の文化を織り込んだ客室などを整備。映画館・劇場・ライブホールなどのエンタメ機能とホテルが連動し、「日本のナイトタイムエコノミー」の活性化に貢献するとしています。
再開発計画では、観光拠点としてリムジンバスの乗降場整備や、西武新宿駅前通りのリニューアルなどで街づくりにも貢献。隣接する「シネシティ広場」を中心とした公共空間と新施設が一体となったエリアを整備し、回遊とにぎわいを創出するとしています。
新施設の完成は22年8月末の予定。東急電鉄は同年に創業100周年を迎えます。
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