NHKよるドラ「だから私は推しました」新参女オタvs.古参のガチ恋オタのバトル勃発? 厄介オタの姿が見ていてつらい(1/2 ページ)
月に60万円もつぎこむガチ恋オタク……。
NHK「よるドラ」「だから私は推しました」(NHK・土曜23時30分〜)第2話。ダメダメな地下アイドルと、弱った心をアイドル現場で癒やすOLのハートフルな交流を描いたドラマかと思いきや、第1話の最後でそのOL・遠藤愛(桜井ユキ)が警察で取り調べを受けていることが明かされ、一気にミステリー展開となった。
第2話では、アイドル沼にハマッていく新参オタクの楽しさと、その沼にハマりすぎて痛々しくなってしまった古参の厄介オタ。オタクのライトサイドとダークサイド両面が描かれた。
新参女オタ VS 古参のガチ恋オタク
アイドルグループ「サニーサイドアップ」のメンバー・栗本ハナ(白石聖)にドハマリし、コールを覚え、装備(ペンライト)をそろえ、ライブに参戦。チェキ券を買って推しと交流し、ライブ後はオタ仲間たちと打ち上げで盛り上がる。アイドルにハマりはじめの楽しい時期を過ごしていた愛。
一方、愛が突き落とすことになる(らしい)相手・瓜田勝(笠原秀幸)は、他のオタたちと交流することはほとんどなく、ハナにしか興味がない、かなり入れ込んでいるオタクだ。なんと、ハナのチェキ券に月60万円以上はつぎこんでいるんだとか!
金払いのいい太客なだけだったらいいが、ライブ後にハナを食事に連れて行き、
「瓜田さん、今日もごはんをありがとうございます。明日も私のためにお仕事がんばってください」
なんて言わせている、なかなかヤベエやつだ(しかしこの運営、アイドルの管理がユルユル過ぎないか?)。
ハナいわく、「瓜田さんの中ではつきあってることになってるのかも……」ということで、だいぶ困っているという。
相談を受けた愛は、チェキ券の販売システムの変更を進言する。
これまではチェキ券を買い占めることで、特典会の時間いっぱいハナを独占できていた瓜田だったが、新システムでは、ひとりを独占することができず(このへんのシステムがあやふやだったが)、他のファンたちとチェキを撮るハナの姿を見て激昂してしまう。
「ハナ! 俺のあげた洗濯機使ってる? ハナ、洗濯! ちゃんとできてる? ……ジャージャー!」
さすがに瓜田は極端な描かれ方をしているが、推しかぶり同士の静かなジェラシーのぶつかり合いは、アイドル現場でよく見かける風景。
独占欲で頭がおかしくなっちゃいそうになる気持ちも分かるだけに、見ていて戦慄するとともに、心がつらくなるシーンだった。
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