台風10号の影響 まず、海上で警戒を
小笠原諸島では12日の明け方までが風や波のピークとなりそうです。台風の北上に伴い、12日の昼過ぎからは沖縄地方や九州から関東にかけての太平洋沿岸でウネリを伴った大シケとなる見込みです。予想される波の高さは沖縄地方、近畿地方、東海、地方、伊豆諸島などで6メートルです。海のレジャー、船舶関係は高波に警戒してください。台風10号は13日以降も北上を続け、15日ころには暴風域を伴って西日本に接近、上陸の恐れがあります。今後も最新の情報で詳細を確認してください。
12日の全国の天気を詳しく
海では台風10号の影響を受けますが、陸では影響はまだ小さい見込みです。本州付近は高気圧に覆われるでしょう。一方、前線を伴った低気圧が北海道の北を進む見込みです。沖縄、九州、中国、四国、近畿、東海、北陸、信越は晴れるでしょう。アスファルトからの照り返しで地面付近は一層暑さを感じやすいため、小さなお子さんやペットとお出かけされる方は日陰を選んで歩くように心掛けてください。
また、強い日差しがジリジリと照りつけて、マンホールの蓋、公園のベンチ、屋外階段の手すり、車のドアノブやミラーなどが熱くなっていることがあります。ヤケドをしないようにご注意ください。にわか雨の所がありますが、山沿いの一部に限られそうです。関東と山梨、東北の太平洋側は湿った空気が入る影響で雲が広がりやすく、日差しは時々出る程度でしょう。東北の日本海側は晴れる見込みです。北海道は雲に覆われて、朝と夜に所々で雨が降るでしょう。
酷暑にブレーキかからず
最低気温は沖縄から東北まで25度を下回らず、寝苦しい夜の続く所が多いでしょう。夜間の熱中症にもご注意ください。最高気温は沖縄では30度をやや超えるくらいの予想です。九州から関東にかけては35度前後で、所々で猛暑日になるでしょう。少しでも体調不良を感じたら、日陰やエアコンの効いた商業施設など、できる限り涼しい環境を見つけて移動し、休憩をして無理のないようにしてください。ノドの渇きを感じる前に、小まめに水分を補給するようにしましょう。東北も30度以上で、内陸部は35度以上の猛暑日になる所がありそうです。北海道は25度前後で、厳しい暑さではないものの、少しムシムシするでしょう。
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