advertisement
和田岬線をいまだ元気に現役で走る「オリジナル103系」に乗車
JR和田岬線(兵庫駅〜和田岬駅)は兵庫県神戸市にある短い線区です。和田岬線という線名は通称であり、正しくはJR山陽本線の一支線です。総距離はわずか2.7キロ。乗車時間はほんの3〜4分です。兵庫駅でJR神戸線(山陽本線)と接続しています。
和田岬線は兵庫県和田岬地区にある工場への通勤客輸送に特化しています。そのため、日中に列車は走りません。休日ダイヤに至っては1日上下各2本(朝1本夕1本)です。2001年に電化され、主に6両編成の103系が使われています。
乗車予定の和田岬線103系は兵庫駅17時15分発。17時にならないと和田岬線のりばには入れません。
2019年8月現在、103系は調べた限り、JR西日本管区内では奈良線、大和路線(関西本線)、播但線、加古川線でも運行されています。ただし播但線と加古川線の103系は大改造を受けた車両です。対して「オリジナルを色濃く残している車両」である和田岬線の103系は本当にもう希少な車両といえます。
和田岬線の103系は運転台が低い初期タイプです。ドア横にあった戸袋窓や黒い窓サッシ以外は変わっていないようです。
側面の様子は特にいい感じです。現在の車両にあるような各種装備、装飾品がほとんどなく、まさしく”箱”。屋根にある丸型のベンチレーターもよく目立ちます。
方向幕はJR西日本仕様の黒幕。「兵庫←→和田岬」と双方向に対応する表示なので、終着駅に着いても幕の変更はありません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 大阪環状線「オレンジ色の103系」引退記念スペシャルムービー公開 BGMはチャットモンチー「サラバ青春」
48年間、約9億5千万キロを走ったオレンジ電車の旅が終わりを告げます。 - 写真じゃないなんてウソだ! 鉄道ファンが作ったクハ103のCGが超リアル 「総レンダリング時間1000時間以上」
この世界……入れる! - この3人は誰も止められない――「超鉄道縁日」の向谷・野月・南田トークショーが濃すぎて困る
会場のみんなはついてきました。 - 「オイ変な電車が来たぞ〜!!」「何この珍車?」 阪神電鉄線を走る近鉄特急に乗ってきた
超レアな「阪神×近鉄 直通運転10周年」の特別記念列車! 赤福&モー太郎弁当も食べてきました。 - 廃線間近で大騒ぎ! どうして三江線は廃止されるの?
時代に乗り遅れた「陰陽連絡線」、JR三江線を振り返る光と陰のお話。【三江線秘蔵フォトも20点】