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稼働期間世界一のWebカメラ、25年の歴史に幕 「適切な設置場所を確保できなくなった」
サンフランシスコ州立大学で稼働し、キャンパスの天気をサイトで配信し続けていました。
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1994年以来、世界で最も長く稼働してきたWebカメラが、8月末で停止されることになりました。カメラ映像の配信サイト「FogCam」で告知されています。
FogCamはサンフランシスコ州立大学の学生が立ち上げた、キャンパスの天候変化を観測するプロジェクト。先行者として、1991年にケンブリッジ大学が始めたWebカメラはありましたが、こちらは2001年に廃止されたため、FogCamに用いられたカメラは稼働期間で世界一となっていました。
カメラは25年間、定期的なメンテナンスと、映像の見晴らしを保つための移動を行いながら運用されてきました。しかし、適切な設置場所を確保するのが難しくなったため停止が決定。プロジェクトのメンバーはTwitterで大学と視聴者に感謝を述べつつ、「インターネットは1994年以来大きく変化しました。FogCamはその歴史の中で、常に特別な位置を占めています」とコメントしています。
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