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【漫画で紹介】自分を愛せない人に勇気をくれる ドラァグクイーンの勝ち抜きオーデ番組「ルポールのドラァグレース」(1/2 ページ)

「自分自身を愛せなければ、他人を愛せないでしょう?」。

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 大事な試験の日、プレゼンがある日の朝、大大大本命の彼とのデートの日、今日ばっかり何が何でも、強い私にならなくちゃ! そんなときに思い出してほしいクイーンたちがいる。彼女たちの言葉や生き方は、強くなりたいあなたのアクセルを全開にしてくれるはず。

ルポールのドラァグレース
ルポールのドラァグレース
ルポールのドラァグレース
ルポールのドラァグレース
ルポールのドラァグレース
ルポールのドラァグレース
ルポールのドラァグレース

momomosparkle

イラストレーター&デザイナー&漫画家。カリフォルニアのカレッジで2年間アートを学んだ後、美大を卒業、現在はフリーランスとして活動中。かわいいものや楽しいことが大好き。


美しき戦い

 ドラァグクイーンとは、ゴージャスなドレスや派手なメイクを施して、“女性”を演じるパフォーマンスを行う人のこと。ステージでダンスや歌、トークショーなどを通してそれぞれの“理想のクイーン”を表現するのが定番だ。

 この番組では、オーディションを勝ち抜いた才能あふれるプロのドラァグクイーンたちが、毎回ファッション、ダンス、コメディなど様々なカテゴリのチャレンジを与えられ、ドラァグ・スーパースターの称号をかけて、強く美しく、ときに激しく競い合う。ドラァグクイーン界の超カリスマであるルポールが司会を務めるショー「ルポールのドラァグレース」は、2018年にはエミー賞の5部門に輝いた。

 スパンコールやラインストーン、サテンをきらきらと輝かせながら、絵画のようなメイクでポーズをとるクイーンたちを見ているだけでもパワーが湧いてくるが、この番組の魅力はそれだけではない。

 メイクもウィッグもなしの素顔でショーの衣装を作ったりアイデアを練ったりする作業部屋“ワークルーム”に集められ、与えられた課題に全力で挑んでいくクイーンたちの間で起こるドラマ、その中で生まれる名言たちの中にも、あなたをモチベートしてくれるパワーがあふれかえっているのだ。

まずは推しクイーンをみつけてみよう

 今年で10年目を迎える“ルポールのドラァグレース”。なんとエピソード数は合計100話以上! 「私はなんでもシーズン1から」というこだわりでもなければ、どこからみたらいいのか迷ってしまうだろう。そんなときは、気になるクイーンが出ているシーズンからみてみるのがオススメ。

ルポールのドラァグレース

 まずはSeason7のヴァイオレット・チャチキ。絵画のようなルックスと洗練されたファッションセンスはもちろん、周りのクイーンたちに「若いくせにナマイキ……」「性格悪い」だとかなんとか言われても、「はいはい、言ってなさい。」とあしらうメンタルの強さが彼女の魅力!

 Season8からのオススメは、アメリカのテレビ史上はじめての韓国人ドラァグクイーン、キム・チー。アニメにインスパイアされた彼女のスタイルはKAWAIIにKAWAIIをたっぷりのせたカップケーキというかんじ。びっくりするほどダンスが下手なところも、なんだか愛おしい。

 Season6のアドア・デラノは、彼女のお気に入りのピンクのわたあめのようなウィッグ同様、いつでもポップでポジティブな無敵のギャルなのだ。学んだことをどんどん吸収して成長していく素直さもアドアの強み。アドアに出会ってしまったら、彼女のポップな口癖「パーティ!」がもう頭から離れなくなるはず。

 ちなみにmomomoがダントツで推しているのが、同じくSeason6のビアンカ・デル・リオ! ユーモアもファッションのセンスも圧倒的。彼女の持ち味である鋭い毒舌とは裏腹の、周りのクイーンたちから慕われる面倒見の良い姉御肌な性格。経験の浅いアドアにコルセットを貸してあげたり衣装の縫い方を教えてあげたり……。その姿は大阪のおかんを思わせる。はあ……一生ついていきたい。

 他にも、Season9の超美しいヴァレンティーナや、スキンヘッドのアーティストサシャ・ベロアなど、魅力的で個性的なクイーンたちがいっぱい! あなただけの推しをみつけて、ドラァグレースをさらに楽しもう。

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