初代PSの名作「moon」が22年ぶり復活! Nintendo Switchで10月10日発売(1/2 ページ)
「もう、勇者しない。」のキャッチコピーでゲーマーに衝撃を与えた問題作。
1997年に初代プレイステーション用ソフトとして発売された、ラブデリックの名作「moon」が、22年ぶりに復活することが分かりました。Nintendo Switch用ソフトとして10月10日に発売予定、価格は1980円(税込)。
9月5日放送の「Nintendo Direct 2019.9.5」の中で発表されたもので、ニンテンドーeショップでは同日より「あらかじめダウンロード」もスタート。公式サイトもオープンしています。
※画像は「Nintendo Direct 2019.9.5」より
ゲーム機の中に吸い込まれ、RPGの世界に迷い込んでしまった少年が、外に出るための「扉」を探して旅をするという、一種の「メタRPG」的作品。RPGなのに戦闘がなく、「ラブ」を集めてレベルアップするシステムや、いわゆる「勇者」が悪役のように描かれている点など、RPGというジャンルや、ゲームそのものについてあらためて深く考えさせられるような内容で、当時のゲーマーたちに衝撃を与えました。
初代PSを代表する名作として語られることも多い一方、これまで一度も移植や復刻はされておらず、近年では「幻のソフト」としてプレミア化も。22年ぶりの復活を受けて、Twitterでは「夢じゃなかった…moonだああああ!!!」「えっ待ってあのmoon!?」など、喜びや驚きの声が次々とあがっています。
「moon」とは?
皆さんはRPGを遊ぶ時、ふと疑問に思ったことはありませんか?
「なぜ勇者は勝手にタンスをあけて人の家からアイテムを盗むのか?」
「なぜ勇者は世界中のモンスターを皆殺しにするのか?」
誰もが感じるRPG世界の奇妙な出来事。
このゲームではそんな見慣れたRPG世界を新たな視点から味わうことができます。
物語
月の輝く或る夜、ひとりの少年がテレビの中に吸い込まれてしまいます。
少年が落ちたのは、とあるゲームの世界「ムーンワールド」。
少年は失われた月の光を取り戻すため、「ラブ」を探す旅に出るのでした。
この世界には経験値稼ぎのために罪のないアニマルを殺しまくる勇者がうろついていました。少年は勇者が殺したアニマルの魂を救済しながら、世界中の「ラブ」を集め、成長していきます。
そう、このゲームは戦いではなく、「ラブ」によってレベルがアップするのです。
旅の途中に出会うこの世界の住人たちは、ひとクセもふたクセもある愉快な人ばかり。
曜日や時間によって変化する人々の生活、生き様を観察して、彼らが隠している「秘密のラブ」も見つけてください。
「さあ、あなたの力で扉をあけて。」
キービジュアル&ゲーム画面
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