京都アニメーションは9月4日のメディア向けの発表で、6日公開予定の映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝―永遠と自動手記人形―」において、特例として、経験1年未満のスタッフもクレジットすると発表しました。
京都アニメーションでは通常、1年以上の経験を有するスタッフのみをクレジットするのが慣例。しかし今回は藤田春香監督たっての希望で、制作に参加した全てのスタッフをクレジットすると決めたとのこと。該当部分の同社コメントは次の通り。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝―永遠と自動手記人形―」は、奇しくも7月17日に編集を終え、完成した作品です(編注:放火殺人事件が発生したのは7月18日)。通常、京都アニメーションでは、スタッフとしてクレジットされるのは1年以上の経験を有する者としています。しかし、本作では藤田春香監督たっての願いで、制作に参加した全てのスタッフをクレジットすることとしました。本作もまた、災禍に見舞われたスタッフを含め、制作に参加した全員の生きた証です。是非、劇場でご鑑賞いただき、末永くお楽しみいただけましたら幸いです。
なお犠牲者の中で同作に参加していた人がいるかについては、4日時点で「予てご案内のとおり、現時点では未だ、弊社からのご案内は致しかねます」と回答。5日、同社の代理人弁護士 桶田大介さんはTwitter上で、参加スタッフ全てをクレジットするにあたり、「結果として、被害にあった社員らについてもクレジットされることとなる」と補足。
クレジットは役職と名前が通常通り掲載される形となり、特掲などはされないとのこと。また、実名ではなく筆名で活動していたスタッフについては、従来通り筆名でクレジットされます。
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