どうしてロボットゲーは流行らないのか? タニタのツインスティックがイイ感じだったので勝手に「ロボゲーについて語る会」をやりました:マシーナリーともコラム(1/4 ページ)
なぜ身体は闘争を求めるのに一向にロボットゲーは流行らないのか……。
バーチャルYouTuber、マシーナリーとも子による不定期コラム第16回(連載一覧)。今回は前回のツインスティック取材からの延長で、「どうしてロボットゲームは流行らないのか?」という、ゲーム業界永遠の謎(※)をテーマに、ライターのしげるさん(とも子の元同僚、恋愛コラムニスト)と、ねとらぼ副編集長・池谷と3人で浅くダベる回をお届けします。このメンツでダベるのももう3回目か……(第1回、第2回)。
※ゲーム業界では昔から「ロボットが主役のアーケードゲームはヒットしない」(参考:電ファミニコゲーマー)というのが通説となっており、「バーチャロン」も開発にあたっては上層部から強く反対されたらしい
ライター:マシーナリーとも子
徳で動くバーチャルYouTuber(サイボーグ)。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の池袋晶葉ちゃんのファンやプロデューサーを増やして投票してもらうために2018年4月に活動開始。前世はプラモ雑誌の編集をしていたとも言われているが定かではない。現在はBOOTHでグッズを売ったりLINEスタンプを売ったりしている。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/barzam154
ポータルサイト:https://www.machinery-tomoko.com/
いつもの顔ぶれでまたダラダラ話します
なるほど、それなりの力はあるようだ。マシーナリーとも子よ。
今回は私、マシーナリーとも子とライターのしげる、ねとらぼ池谷氏の3人がメシを食いながらダラダラ話すシリーズ第3弾、ロボットゲーム座談会をお届けするぜ。みんなはロボットゲームって言われるとなにを想像するかな? 「バーチャロン」? 「アーマード・コア」? 「アイドルマスターシンデレラガールズ」? 総選挙では6000人の無党派層が200票(無課金で得られる!)を投じれば池袋晶葉ちゃんにCVが実装される見込みなので来年の総選挙もよろしくな。
ほんじゃ特に目標も危機感もなくダラダラ好きなロボットものの話をするだけの浅い座談会、行ってみましょう。
座談会参加者
マシーナリーとも子:
そもそも自分自身がサイボーグであるはずなのだがそれはそれとして「アーマード・コア」「バーチャロン」が好き。ロボットゲームにカラーエディットがないと不機嫌になる。
しげる:
あまりロボットゲームは好きな方ではないと言いつつ座談会に「鉄騎」「攻殻機動隊」「ロストプラネット」などのムックを持ってくる恋愛コラムニスト。ミリタリーオタクの一面も持つ。
ねとらぼ池谷: 「バーチャロン」や「ガングリフォン」「リモートコントロールダンディ」を愛する。「ロボットゲームは売れない」とよく言われているがそれは本当か? を話し合うために本座談会を招集したやる気勢。「ドラゴンクエスト ユアストーリー」の話を振ると発狂してしまう。
ロボットゲームの話をしよう
池谷:今回は先日、タニタのツインスティックの取材に行ったこともありまして、その関連といえば関連というか。この3人でロボットゲームの話がしたいなと思いまして。
とも子:あと今回のお店はとくにロボットゲームとは関係なく、私がNETFLIXで「タコスのすべて」を見たらタコス食いたくなったので渋谷のメキシコ料理屋「カサデサラサ」をチョイスしてみました。
しげる:まあロボットレストラン行くわけにもいかんからな……。
とも子:ツインスティックよかったよ。
しげる:俺、「バーチャロン」ってやったことないんだけどやっぱりあのゲームはツインスティックじゃなきゃアカンってところあるの?
とも子:実はけっこうパッドで操作もやれちゃうんだけど、やっぱり気持ちの入り方が違うよな。最初に「バーチャロン」遊んだきっかけもやっぱり操縦かんを握って遊べるってスゴいなってのが大きかったし。
池谷:今日はそういう、「ロボット操縦してる感」についても話せたらと思うんだよね。
しげる:それで言うと俺、あんまりロボットゲーム詳しくないんだよね。そもそも別にゲーマーじゃないから……。
とも子:まあそうね。ゲームより映画だもんね。
しげる:一応家にあるロボットゲーム関連の本とか持ってきたんだけどさ。
とも子:やってんじゃん。完全にやってる。
しげる:いやなんか俺……ロボットのゲーム遊ぶって言うよりロボットのゲームの設定資料集買うのが趣味なのよ!
とも子:まあそれは分かるよ。ロボットアニメの設定資料とか買っちゃうもんな。
しげる:でもロボットゲームはアニメよりもっとスキマがデカいっていうかさ。「本当はすごいガッチリ設定が固まってるんだけど、ゲームだとその一部分しか出てこない」ってことが多いのよ。「鉄騎」のムックとかスゴいよほらコレ!
とも子:ウワ!!!!!!! すげえ!!!!!!!!
しげる:ゲームに登場する企業が出してるパンフレットの表紙のゲラ! こういう「この世界ではこういうものが出版されています」っていう体裁のものたまんないでしょ?
とも子:すげ〜〜。だってこれトンボついてんじゃん!!!
しげる:すごいでしょ!? デザイナー遊びすぎだろ。
とも子:このページのゲラどうなってたんだろうな。
しげる:トンボinトンボでしょ。
とも子:見てぇ〜。すごいね。この見開きで得られる純粋な情報があまりにも少ない! フレーバーオンリー! ぜいたくだな。印刷富豪かよ。
しげる:この本、こういう設定資料っていうかイメージビジュアルみたいなのが延々載ってるのよ。
とも子:これいつの本? 2003年か。いまこんなぜいたくな本一般流通で出せねえよ。クラウドファンディングだよこんなもん。
池谷:「鉄騎」遊んだことあるの?
しげる:ない。
とも子:「鉄騎」エアプで設定資料買ったのかよ。
しげる:出雲重機のメカデザが好きすぎるので……。
とも子:こういう感じが好きならさ、「アーマード・コア4」やった? あのシリーズはいつも企業同士で戦うんだけどさ、4は企業が10以上あって政治とかヤヤこしくて楽しいよ。
しげる:やってない……。アーマード・コアは初代の最初のミッションがクリアできなくて投げた。
とも子:それはシュトルヒ(※)が悪いわ。
※シュトルヒ……「アーマード・コア」第1作のチュートリアルでプレイヤーに襲い掛かる外道。しょっぱなからガンガン空中を飛び回り、操作に不慣れなプレイヤーに上下の視点移動を余儀なくさせる。最初に戦うザコでありながら最終面にまで出てくるトラウマメイカー
池谷:じゃあしげる的にはあくまで設定が本体で、ゲームだとその一部しか描かれてないから不満ってことなの?
しげる:いや、そういうわけではなくて自分のなかでゲームよりメカのほうが好きってだけなんですよね。ゲームにあんまりウェイトがないっていうか。あとロボットゲームのロボってあんまりプラモデル出ないイメージがあるんだけどプラモデル好きだからそれも寂しい。
とも子:まあ確かにアニメメカと比べてあんまり出ないイメージあるな。「アーマード・コア」と「バーチャロン」はそこそこ出てるけど。あと「スパロボ」?
しげる:ちょっと前に「レイノス」のプラモが出たときは驚いたな。
池谷:「レイノス」のプラモなんてあるの!?
とも子:ある。8年くらい前にピーエムオフィスエーって会社から出た。「ヴァルケン(重装機兵ヴァルケン)」もあるよ。このメーカーは結構スキマ産業的にいろんなゲームのメカ出してるのよ。「叢-MURAKUMO」とか「POWER DoLLS」とかね。あと「アイドルマスターシンデレラガールズ」のウサちゃんロボも出してくれてるすばらしい会社です。
池谷:急に早口になったと思ったらやっぱりそこにつながるのかよ!
とも子:パッケージにや説明書に池袋晶葉ちゃんが印刷されてるんだぞ! アイドルマスターシンデレラガールズ初のプラモデルに池袋晶葉ちゃんが作ったロボが採用されたんだぞ! これってすごいことなんだぞ!
しげる:まあ「アイドルマスターシンデレラガールズ」も池袋晶葉ちゃんのことを考えればロボットゲームなのかもしれん……。
池谷:そういうの含めるとキリがないんで今日は基本「ロボットを操縦するタイプのゲーム」について話すことにします。ロボットに意思があるとか自律型で動く感じのはなしの方向で。話がそれていったなかで触れるくらいはアリだけど。
しげる:キリがないからね。
とも子:じゃあマシーナリーとも子のゲームの話も……?
池谷:なしです。
とも子:はい。
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