advertisement
大手漫画海賊版サイト「星のロミ」に対し、集英社、KADOKAWA、講談社、小学館の出版4社らが損害賠償を求めて提訴したと、海外ニュースサイトTorrentFreakが伝えています。9月14日22時現在、「星のロミ」はつながらない状態となっており、恐らく閉鎖したとみられています。
提訴先はニューヨーク南地区連邦地方裁判所。TorrentFreakが掲載している訴状のコピーによると、原告らは「星のロミ」が出版社に無断で9万3000冊以上の書籍を掲載しており、深刻な著作権侵害を行っていると指摘。サイトは日本語で運営されているものの、事業者は米国のサービスを使用していることから、米国での提訴に至ったようです。
「星のロミ」は、「漫画村」の閉鎖後に現れた「漫画村」のクローンサイトの1つ。運営者は不明ですが、サイトの見た目やインタフェースなどはほぼ「漫画村」をそのままトレースしており、急速に利用者を増やしつつありました。また、公式Twitterアカウントもありましたが、こちらも現在は削除されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「漫画村」運営関与か、男女2人を逮捕 出版社「全容が解明されることを期待」
福岡県警などが10日、星野路実容疑者とは別の人物を逮捕したとの報道。【※追記】 - 講談社、海賊版リーチサイト「はるか夢の址」運営者に1億6000万円を損害賠償請求
運営3人は1月に実刑判決を受けていました。 - 海賊版サイト「漫画村」元運営者がフィリピンで拘束 現地メディアが伝える
日本への引き渡しも。 - 「ダウンロード違法化」に全国同人誌即売会連絡会が反対 海賊版対策として「実質的な意味に欠ける」
ダウンロード違法化の対象範囲を拡大する政府方針に、コミックマーケット準備会やCOMITIA実行委員会などが参加する団体からも反対声明が。 - 日本マンガ学会が静止画のダウンロード違法化に反対声明 「ユーザーの研究や創作を阻害する」
「著作物の享受や消費行為が、新たな著作物を創造する『生産行為』でもありうるという点が考慮されていない」 - 漫画情報サービス「アル」始動 漫画ファンの愛ある投稿が漫画選びをサポート
数万作以上の漫画について、ファンが見どころなどを投稿できます。