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小さい「ヶ」や「ヵ」の由来は?
数えるときだけしか使わなそうな、小さい片仮名の「ヶ」と「ヵ」。この子たち、いったいどこから出てきたのでしょうか。
答えは漢字の「箇」にあります。もともと漢字では「一箇所」という表記をしていました。
この「箇」が略されて、竹かんむりの「ヶ」のようなものが1つだけ取られたという説と、「箇」の異体字である「个」を崩して「ヶ」になったという説が有力なようです。「个」は現代中国語でも「個」や「箇」に代わりとしてよく使われています。
つまるところ、「ヶ」は「ケ」の小文字ではなく、「箇」や「个」から派生した記号です。そして、似ているということで、大きいほうの「ケ」も使われるようになりました。
では小さい「ヵ」はどうでしょうか。まず「ヶ」や「ケ」の読み方「カ」を反映して、「1カ月」という表記が出来上がります。ここで、小さい「ヶ」に合わせて、小さい「ヵ」を使った「1ヵ月」も同様に使われるようになったと推測されます。
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