米カリフォルニア州ロサンゼルスで活動する動物保護団体「Hope For Paws」が、母猫と病気の子猫を救助する様子をYouTubeの公式チャンネルで公開。200万回を超える再生数となっています。
家の裏庭に野良の母猫と子猫がいるとの通報を受けた「Hope For Paws」の職員たち。通報主のお宅へ向かい、裏庭を歩くと、職員を怖がり走り去る子猫と、様子を見ている母猫の姿を発見しました。
エサを持ちながら猫たちに近づきますが、やはりおびえて隅の方に逃げていってしまいます。それでも何とかエサに寄ってきた子猫は保護、しかし母猫には逃げられてしまいました。
保護した子猫は、小脳形成不全による奇形性疾患を患っており、命にかかわることはないのですが、歩くのがスムーズにいかない様子……。ひとまず子猫を施設に連れ帰り、エルトンという名前を付け、適切なケアを施します。
実は通報主は3週間前に他の子猫たちを保護、その子たちも「Hope For Paws」が引き受けたのですが、そのうちの1匹も奇形性疾患でした……。
1週間後、母猫と残りの子猫を保護するためまた現場を訪れた職員。すると母猫たちは通報者のアパートの敷地内に入ってきていました。まずは子猫に近づいてエサをあげ、寄ってきたところをキャッチしてケージへ。そしてソファの下にいた母猫も無事に保護することができました。
しかし悲しいことに保護した子猫は伝染性の腹膜炎と診断され、有効な治療法のない病のため安楽死という選択をとることに……。スティービーと名付けられたこの子猫の冥福を心から祈りたいと思います。
幸い、残りの子猫たちは健康に問題はなく、新しいお家を探すための準備をしています。
カリフォルニアにある猫の保護施設「Kitty Bungalow」で新しい家族を待ちながら元気に過ごす猫たち。あのまま野良でいたら……病気や空腹、ケガの危険にさらされて、今のようなあたたかい生活はできていなかったでしょう。次はすてきな家族が見つかり、スティービーの分も幸せに暮らしていけることを願っています。
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行方の分からない母猫も諦めず探し続けることに。