育児で疲れてしまったときや大変なときに、未来から来たつもりになったり、過去から来たつもりになって、その時の思いや状況を想像することで、今の大変さが和らぎ、気持ちが楽になる。そんな「タイムスリップ育児」について描いた漫画に共感が集まっています。
育児に疲れた時、「自分は数年後からタイムスリップしてきた」と思うと良いという話を思い出し、作者のむぴー(@mupyyyyy)さんは試してみたそうです。想像上の子どもたちは反抗期真っ盛りだけど、今は、特別に4歳と1歳の子どもに会いに来ているーーそんなことを想像してみます。
すると想像力が豊かなタイプのむぴーさんは、今まで疲れたと思っていたのに、息子や娘が小さくて、かわいいと感じ、自分をこんなに欲してくれるのかと感極まってしまいます。そして、この一瞬一瞬を心に刻み込もうと胸に誓います。このことを旦那さんに話し、やってみてと促すも旦那さんはうまくタイムスリップできなかったもよう。むぴーさんは「向き不向きがあるようです」と締めくくっています。
子どもはかわいいけれど、もちろん子育てはそんな瞬間ばかりではなく、どうしても「疲れた」「大変」ということも……。そんな時に思考をタイムスリップさせることで、「この瞬間はもう二度とこない」「今、大変なことも数年後には笑って話せるようになる」と思え、子どもたちのことが愛おしく思えてくるというアイデアは秀逸。だって、子どもたちがこんなに自分を欲して、甘えてくれるのなんて、あと10年もないかもしれないのですから。
この漫画の読者からは「うちも4歳の息子、お風呂ヤダヤダ、寝る前の歯磨きヤダヤダ、これ読んであれ読んでの場面で……ああ、なんて愛おしい息子。これ、まじですごいです!」「まさに仰る通り…10年後とかあっという間…だからこそ今現在が貴重で尊いです」「昔にタイムスリップもしてみたり。大きいお腹をなでてたとき。まだぬるぬるする小さい身体を受け取ったとき。救急外来に駆け込んだとき。他にはなにもいらない、この子の幸せをって、祈ってたとき。そこから飛んで戻ってくると、またすこしがんばれる。」と、実際にやってみた人からの共感を得ています。
作者のむぴー(@mupyyyyy)さんは、書籍『子供ができて知ったこと』も出版しています
画像提供:むぴー(@mupyyyyy)さん
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