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ヘリコプターやVTOL(垂直離着陸)機、水上機、艦載機といった例外を除けば、多くの飛行機は広大な空港や基地に造られた長い滑走路を使って飛び立ち、そして着陸します。
飛行機事故の大半が離着陸時に集中していることを表した「魔の11分」という言葉があります。パイロットが特に神経をとがらせる場面が離着陸のとき。当然、その離着陸に使う滑走路は、十分に安全性を確保して余裕を持たせた場所である……はずです。大型旅客機が就航する空港では、3000〜4000メートルの長大な滑走路を、空港によっては海上なども活用しながら確保しています。例えば羽田空港(東京国際空港)は3360メートルのC滑走路や海上に作られたD滑走路、成田空港や関西国際空港には国内最長の4000メートル滑走路があります。
滑走路は、このように長く、広くて平らな場所にあるのかというと……世界には驚くような場所で離着陸を行う空港もあります。
たった396メートル+前後が断崖絶壁の「失敗できない」空港
小型のプロペラ機だけが飛ぶ小さな空港では、数百メートルほどの短い滑走路しかないところもあります。しかし、約396メートルという短さ以上に、その滑走路が配置されている場所が怖いのがファンチョ・E・ヨラウスクィン空港(オランダ・サバ島)。滑走路の前後はどちらも海で、まさに断崖絶壁。オーバーランしたら……と思うとゾッとする滑走路です。
Shortest runway in the world(YouTube)
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