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スポーツ少年団の監督をする夫がお母さんと不倫して駆け落ち 本当の離婚理由を長男に打ち明けるべきか? 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

「彼が私を裏切った」特集での相談者号泣のアドバイス。

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元夫は宝物からひとり去って行った

 この日のアドバイザーは、心についてのエッセイストとしてお馴染み、マドモアゼル・愛。

 「お母さんのお気持ちはね、よく分かりますけど。ただすごくねえ、おつらそうなのね。だから、まだ終わってないんだよね、お母さんの中でね?」

 いきなり相談者は号泣。一発で心を撃ち抜いてきた。

 「離婚の時に、ひどい暴言とかも吐かれたので……。でもやっぱり、養育費をもらうために笑って精算しないといけないのかなって……」

 だまされたような形で離婚してしまったのも納得できないし、それでいて元夫が子どもにいい顔をしているのも許せない。かといって、すべてをブチまけて、子どもを傷つけるのも避けたい。つらい立場だ。

 そんな相談者に対しマドモアゼル・愛ちゃんは、成長の早い子どもたちにとって2年半前というのは「昔」になっているのではないかと指摘する。

 「求めるのは、お母さんが早く、過去じゃなくて未来に目を向けてくれることなの。でもお母さんがやろうとしていることは、過去こんなことがあって、私たちはひどい目に遭ったという共通の被害者意識を3人で共有しようとしているところなのよ」

 そんな気持ちで子どもたちに接するのは、子どもの成長にとってもよくないというアドバイス。それじゃ、モヤモヤとした色々な気持ちを相談者が全部飲み込むしかないのかと思いきや、気持ちがスッキリするいいアドバイスもくれた。

 「宝物はアナタに残ったのよ。『3人捨てられた』という風に取ることも出来るけれども、宝物からひとり去って行った人がいるともとれるのよ」

 「なるほど……はあー、そうですね」

 「成長盛りの一番輝く時代を手放してしまって、アナタはそれを見つめてしっかり守っていく。ホントに幸福な立場にも実はあるんです。子どもたちを巻き込むことは、僕は損じゃないかなって気がする」

 子どもたちを巻き込んで夫への憎しみを増幅するよりも、目の前の「宝物」を大切にするべきだというたとえは、すごく腑に落ちた。


テレフォン人生相談 捨てられたんじゃない、男は、宝物からひとり去って行ったんだ イラスト/北村ヂン

 今井通子からもこんな言葉が。

 「お父さんなんかいなかったように振る舞ってれば

 今からでも元夫&不倫相手からガッチリ慰謝料を取ってもらいたいとも思うが、弱っている相談者の精神を考えると「お父さんなんかいなかった」と考えちゃうのもひとつの手だろう。

 ひとまず、この身勝手な元夫が養育費&住宅ローンを途絶えずに払い続けてくれることを願いたい。

これまでの「テレフォン人生相談」





















北村ヂン

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