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亡くなった伝説的ピアニストの演奏を学習したAIによるコンサート動画が公開 人間とのリアルタイムな合奏も
伝説的ピアニスト「グレン・グールド」の音楽表現に限りなく近い演奏が可能に。
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ヤマハは、1982年に没したカナダの伝説的ピアニスト「グレン・グールド」らしい音楽表現でピアノを演奏できるAIシステムを開発。同システムを用いたコンサートビデオをYouTubeで公開しました。
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「コンサートビデオ」
同社AIシステムの開発には「深層学習技術」を採用。グレン・グールド財団の協力のもと、100時間を超える音源から生成した学習データをはじめ、グレン・グールドの演奏方法を熟知したピアニストたちの演奏もAIに学習させることで、彼のタッチやテンポなどの音楽表現をあらゆる楽曲に適用して演奏することを可能にしたとしています。
さらに、人間の演奏をリアルタイムに解析し先読みすることで「人間と協調して合奏できる機能」も搭載。実際に動画では、現代の気鋭のピアニストであるフランチェスコ・トリスターノや、リンツ・ブルックナー管弦楽団のメンバーとも共演し、“時空を超えた合奏”を披露しています。
公開された動画では、9月に開催された世界最大規模のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」の3日目に、聖フローリアン修道院(オーストリア)にて開催されたコンサートの一部を紹介。AIシステムによるピアノ独奏曲と、フランチェスコ・トリスターノとのピアノ二重奏、そしてその演奏に注目する観客の様子を見ることができます。
詳しい技術については公式サイトで公開されており、メイキングビデオもYouTubeで公開中です。
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9月4日に公開された「メイキングビデオ」
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どんどんAIが進歩していく……。