「売上金14万円を没収されてしまいました」 ショップ作成サービス「BASE」、“売上金失効”問題で謝罪、今後は改善を検討
「利用者に不利な契約ではないか」と問題視する声も一部では上がっていました。
ネットショップ作成サービス「BASE」は10月30日、一部利用者から指摘が上がっていた“売上金失効”問題について、公式サイトで謝罪するとともに、今後改善に向けて検討を進めていくと発表しました。
BASEを巡っては10月29日、「振り込み申請をしないと売上金が入らないシステムなんですが、その申請の期限を過ぎてしまったため、売上金140000円を没収されてしまいました」という利用者のツイートが話題に。BASEの利用規約ではもともと、売上金に失効期限を定めていましたが、失効期限が180日(=約6カ月)と比較的短く「気付かないうちに失効してしまっていた」といった声がたびたびあがっていたことから、「利用者に不利な契約ではないか」と問題視する意見も一部でありました。
BASEの発表はこうした流れを受けてのもの。発表文では「この度は、ショップオーナー様の売上金の取り扱いにつきまして、当社の説明が不十分なためにご不安とご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません」と謝罪するとともに、同社の考え方と、今後の方針について説明しています。
BASEによると、売上金に失効期限があるのは「出資法上、ショップオーナー様の売上金を長期間お預かりすることができないため」とのこと。またショップオーナーに対しても、売上金失効前に振込申請を行ってもらえるよう、事前にサイト内でのお知らせやメールなどで複数回案内しており、こうした対応は「事業の適法性を確保し、全てのショップオーナー様に安心・安全な環境でネットショップを運営していただくために必要」と考えを説明しました。
ただ一方で、売上金の失効が発生している状況は本意ではないとも語っており、今後は「改善に向けて継続して検討を進めていく所存」とも。現在、対応策として「失効前の売上金自動振込」について検討していることも明かしています。
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