“推し”の目と同じ色のビーズを見るとオタクは泣く…… アクセサリーのプロに「イメージアクセ」の作り方を聞いてみた(3/3 ページ)
泣けるアクセってなんだろう……と思っていましたが、泣けました。
――ねとらぼGirlSide編集部内では、「インターネット女のゆりかごから墓場まで」というキャッチコピーを掲げているのですが……これでイメージアクセ、作れますか?
もちろんです! インターネット女子の生活を楽しくするメディアということで、プラスチックにゴールドのホイルが入った、パーティーの紙吹雪を思わせるパーツをメインに選んでみましょう。プラスチックパーツの下には、淡水真珠がいいですね。真珠は、貝殻の中で守られながら育つことから、「ゆりかご」のイメージにぴったりではないでしょうか。バラ型のビーズは、ラクダの骨でできているんですよ! 死してなおバラの花でいるような、最高の人生を送れるように、お守りのような意味を込めるのもすてきです。
――うわぁぁぁー! 最高です! 確かに涙でてきたなこれ……身に着けるものだからこそ、素材に意味を込めるパーツが1つ入るとより愛着がわきそうですね。絵からのイメージだと、ねとらぼのアイコンキャラクター「ITちゃん(アイティーちゃん)」のイメージアクセはどうなりますか?
絵からのイメージは、色の情報があるのが大きな特徴なので、それを生かしていきます。今回は、ITちゃんの目の色と髪の毛の色をイメージしたピンクのビーズを入れてみましょうか。ITちゃん、よく見ると、目と髪が微妙に違うピンク色なんですね。
真ん中に入れたいのは、プラスチックのラメ入りビーズ。人工的な素材とラメで、ネットに飛び交う情報の海をイメージしています。そのとなりのバイオレットのスワロフスキーには、強く複雑な色に輝くシマーエフェクトという加工がされており、新しい技術を使っている感じを出せると思います。端に並んだ水色のビーズは1920〜40年に作られたアンティークのガラスビーズで、古い歴史を表現するのに良さそうです。これらをチェーンでつなぐことで、昔のものから新しいものまで、面白いものごとを縦横無尽に取り扱うネットメディアのイメージができます。
ロボットであるITちゃんに着いているコードをイメージして、チェーンの端にUSBのコードのような四角いパーツをつけてみるのも良いかも。スマホを見るときに手元でキラッとするとかわいいので、ブレスレットにしてみますね。
――すごい、アクセサリーでITちゃんを通り越してネットメディアを表現できるなんて……!
喜んでもらえてうれしいです。こういった自分だけに分かる意味や思いをこめられるのがイメージアクセサリーの楽しいところなので、ぜひいろいろな人に作ってみてほしいですね。
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