advertisement
2019年11月19日の株式市場で、Yahoo! JAPANを運営するZホールディングス(ZHD、東証1部)が大幅安となり、終値は前日比34円安(-8%)の388円でした。
LINEとの経営統合が報じられると急騰し、報道直後の14日終値は449円まで上げていましたが、この日の急落で報道前の水準(13日終値は384円)にまで戻っています。
ZHDとLINEは19日に経営統合を正式発表。夕方には両社の経営トップが出席する記者会見を開き、今後の方針を説明。「日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーを目指す」といった意気込みが語られました。
ただ、経営統合の完了予定は2020年10月と1年後。ネット市場で大きな存在感を持つ企業ということもあり、独占禁止法の審査をクリアできるかどうかは明らかではありません。統合後の具体的な事業や計画なども現時点では見えていません。
経営統合への思惑から急騰していたZHDの株価ですが、投資家としては統合効果を見込むのは時期尚早として、ひとまず利益確定の売りが上回ったようです。18日終値ベースの株式時価総額は1.87兆円と、2兆円を割っています。
一方、LINE(東証1部)は20円高(+0.4%)の5170円と、小幅ながら続伸しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「いきなり!ステーキ」不振、営業赤字に転落 ペッパーフードサービスが下方修正
既存店売上高が大幅減。 - LINE株価がストップ高、ヤフー親会社も急騰 統合報道で買い注文が殺到 楽天は下げる
統合に期待する買いが殺到。 - 大戸屋HDの株価が急騰 コロワイド社長の「買収」発言で
コロワイドがM&Aを視野に。 - 政府、GAFA 4社から聴取〜データ独占規制は“いたちごっこ”の様相も
データを持っているところが勝ち組になる可能性が高い。 - 森永卓郎が解説〜過去最高益のなかでセブン&アイが大リストラする本当の理由
「物を買いに出かけなくなった」。