BL愛好家、金田淳子さんがあふれる『グラップラー刃牙』愛をつづったエッセイ本『「グラップラー刃牙」はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ』のカバーデザイン&帯データが公開されました。カバーデザインは坂野公一さん、帯コメントは東京大学名誉教授・上野千鶴子先生がそれぞれ担当。上野先生、もう少し仕事選んでもいいのでは……?
カバーはピンクと黄色をベースに、範馬勇次郎の「アンタとヤリたかった……」や、ジャック・ハンマーの「好みのタイプだ」など、意味深なコマの数々を大胆に配置。勇次郎の「闘いはSEX以上のコミュニケーションだ」ももちろん使われているのでご安心ください。金田さんのnoteでは、各セリフの発言者・引用元もまとめられているので、クイズ感覚で楽しむことも可能となっています。
そしてさらに注目すべきは帯コメント。こちらも金田さんのnoteによれば、もともと金田さんは東京大学の上野ゼミ出身。「私の知っている人間のうちで、範馬勇次郎にも勝てそうな『最強』の人間は誰かと考えたとき、上野先生が思い浮かびましたので」という理由でダメ元でお願いしたところ、ありがたくもコメントをもらうことができたのだそうです。なお、「これはあくまで『コメント』であって、『レコメンド』(推薦)ではありません」ともつづられています。
そもそもなぜこのような本が出ることになったのか、詳しい経緯については発売決定時の紹介記事をどうぞ。『「グラップラー刃牙」はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ』は河出書房新社から11月下旬発売予定(おそらく11月27日くらい? とのこと)。240ページ(約10万字)で、価格は1600円(税別)です。
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