幼稚園に子どもを迎えに行ったら、知らない人と一緒に帰ろうとしたという出来事を描いた実録漫画に思わずゾッとしてしまいます。作者は『ほぼねこ』などを手掛ける漫画家の三津キヨ(@kanie_kinoko)さん。
ある日、三津さんがお迎えで幼稚園に行くと、知らないおじさんに話しかけられている娘さんを目にします。おじさんが「…じゃあ 行こうか」と手を差し伸べると、なんと、娘さんはおじさんと手をつないでしまいました。
「連れ去られる!?」と焦った三津さん、おじさんに「うちの子に何か?」と声を掛けます。おじさんは、手をつないだのが自分の孫ではなかったことに気付きました。三津さんの娘さんと背格好が似ていて間違えたのだそうです。
不審者ではないことが分かって一安心した三津さんでしたが、楽観できないことに気付きます。娘さんは幼稚園で「知らない人には付いて行かない」と教えられ、家でも絵本などで防犯を教えていたにもかかわらず、知らないおじさんに連れて行かれそうになりました。にこやかに、自然に手をさしのべられると子どもは吸い込まれるように連れていかれてしまう――そう感じたと三津さんは述べ、「うちの子は大丈夫」ではなく、もう一度防犯について話し合ういいきっかけとなったと結んでいます。
ただの人違いでよかったですが、これが不審者だったらと思うと恐ろしくなりますね。「知らない人には付いて行かない」と何度も話していても、子どもはまだ未熟で、危険を避けきれない可能性も。子どもの防犯をいま一度見直したくなる漫画です。
読者からは「よく漫画にしてくれて警鐘してくださいました!」「案外保育園のシステムはアナログ(中略)これだけハイテクの進んだ世の中だからもう少しなんとかなると良いのですが……」などのコメントが寄せられています。
画像提供:三津キヨ(@kanie_kinoko)さん
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