「まだ結婚できない男」(フジテレビ系・火曜21時〜)第8話。前作では桑野信介(阿部寛)のアシスタント、今作では共同経営者となっている建築家の村上英治(塚本高史)。結婚や恋愛と縁遠い桑野をいじっていたのに、自身もアラフォー近い年齢となり、そこそこ「結婚できない男」になっていた英治がついに結婚。
オレたち(桑野&英治)の絆!
英治はいつも桑野をくさしてばかりいる印象が強いが、結婚が決まった途端、桑野へのリスペクトを全開にしてきた。
「何だかんだ言っても親以上の存在」
「桑野さんにはちゃんと俺たちの結婚に賛成して欲しい」
「結婚式に出席して欲しい」
「主賓のスピーチをして欲しい」
結婚式に出席まではともかく、桑野にスピーチなんて頼んだら、厄介なことを言うに決まっているのは英治が一番分かっているはず。結婚するからって、ちょっと浮かれてるんじゃないの!? ……と思ったら、熱い思いを明かした。
「桑野さんにはホント世話になったから、桑野さんがいなかったら今の俺はなかったと思うから。だから桑野さんに主賓あいさつお願いしたいんです」「なのにみんな、桑野さんに頼んでも断るだろうし、やってもろくなスピーチしないって言うんです。悔しいです、オレは。オレたちの長い付き合いというか、絆をどう思ってるんですかね」
いつもは毒のあることを言いながらも「絆」まで感じていたとは! いい話だ。
桑野さんの方は「そんな目に見えないもののこと言われてもな」と返していたが。
意外と面倒見がいい桑野さん
そんな桑野だが、ああだこうだと文句は言いつつも頼まれると断れない一面も。
戸波早紀(深川麻衣)から飼い犬・タツオの散歩中にアヤシイ男がいると聞けば、代わりに散歩してやったり。妹夫婦から、娘のゆみ(平佑奈)がメイドカフェでバイトをしていると相談されたら、メイドカフェに潜入して話を聞き出したり……(メイドカフェのバイトくらいいいじゃないか!)。
引き受けるまではグズグズ言っていても、やるとなったらキッチリとミッションをこなしてくれる桑野。ああ見えて、意外と面倒見がいい。
それに比べ、吉山まどか(吉田羊)は意外と雑。
英治の結婚式でのスピーチをしぶる桑野が「原稿でもあれば……」と言ったのを聞きつけ、「私が書きます!」とスピーチ原稿の代筆を引き受けたものの、ネットで探した文例をコピペしてなんとかしようとし、「気持ちのこもったオリジナルな原稿」を求められたら、
「どうして人生の先輩を差し置いて、こんなにいい出会いに恵まれたのか。前世でお地蔵さんに傘でもかけたんですか?」
なんていう投げやりな原稿を書いてきた。
普段、桑野のことをダメ人間扱いして文句を言っているけど、まどかも仕事以外は結構ダメだと思うな……。
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