Twitterユーザーの華子さん(@1930sseamstress)が、昭和15年(1940年)にデザインされたお正月向けのワンピースを製作、公開し、これを見た人から「すてき!」「かわいい」といった声が上がっています。79年経った今でもときめく素敵なデザインのワンピースに驚きです。
華子さんのワンピースは、なめらかな光沢のある別珍生地で作られており、衿は生成りのレースを使ったスタンドカラーになっています。
首元とウエストには、ワンピースの生地よりも少し暗い色のリボンをあしらい、華やかな雰囲気に。膨らんだパフスリーブの袖と、キュッと絞られたウエストのラインがクラシカルでかわいいデザインです。別珍やレースが「よそ行き」の特別感を出していて、これを見た当時の人も心を躍らせたのだろうな……と想像が広がります。
今回Twitterに投稿されたお正月向けのワンピースは、雑誌『少女の友』の人気画家だった中原淳一氏のデザイン。『少女の友』の連載「女学生服装帖」の中で発表されたもので、現在発売されている書籍『中原淳一の「女学生服装帖」』(実業之日本社)の裏表紙にも、このワンピースが描かれています。
『中原淳一の「女学生服装帖」』を見る限り、もともとのワンピースは紫色のようですが、華子さんは生地を落ち着いたブルーグリーンに変更することで、よりシックな雰囲気に仕上げています。
このほかにも、華子さんは日本の1930年代前後の女性の洋装文化に興味を持ち、当時のデザインを参考に自分で作った服を着用したりしているとのこと。どれも、古いものならではのロマンティックさがありつつ、今見てもかわいいデザインばかりです。
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