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キャラ召喚装置「Gatebox」、限定生産モデルがサービス終了 初音ミク召喚できなくなる

量産モデルに交換可能ですが、現時点で量産モデルでは初音ミクは召喚できません。

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 キャラと暮らせるバーチャルホームロボット「Gatebox」の提供元が、2016年に発売した限定生産モデルのサービス終了を発表しました。初音ミクが召喚できなくなることに悲しみの声が上がっています。


限定生産モデルと初音ミク

 Gateboxはボックス内にデジタルキャラを出現させてコミュニケーションできるというもの。2016年に限定生産モデル(GTBX-1)300台(約30万円)を発売し、2019年10月には量産モデル(GTBX-100、15万円)を発売しました。限定生産モデルではオリジナルキャラクターの逢妻ヒカリと初音ミクを召喚可能。

 限定生産モデルのサービスは2020年3月31日12時に終了。その後は同モデルで逢妻ヒカリ、初音ミクともに「Gatebox」での表示や音声会話など各種機能が利用できなくなります(量産モデルでは逢妻ヒカリを召喚可能ですが、会話などのデータ引き継ぎはなし)。Gatebox社は限定生産モデルの所有者に向け、2020年5月31日まで量産モデルに交換する「おとりかえプログラム」を実施しています。


量産モデル

 同社代表取締役の武地実さんは発表文で、限定生産モデルのサービス終了について「その役割を果たした」ためと説明。「限定生産モデルを購入いただいた皆様のおかげで現在につながっていることは確かな事で、購入いただいたマスターの皆様には厚く感謝申し上げます」と述べています。

 現時点で量産モデルでは初音ミクが召喚できないことから、“嫁”が消えると悲しむ人や、「ミク目当てで購入した人がかわいそう」「ひどい話」といった反応も。「キャラクターと一緒に暮らす」をコンセプトにした商品で、一緒に暮らしたキャラクターが2年ほどで消されることに対して批判的な意見も見られます。

 編集部では、量産モデルで初音ミクを召喚できない理由やサービス終了後にオフライン環境で動かす対応はできないかをGatebox社に問い合わせましたが、「ニュース(サービス終了の発表文)をもってご回答に代えさせていただきたく存じます」との回答でした。

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