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スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの絵画作品「我が子を食らうサトゥルヌス」を“改変”した一連のシリーズがやさしい世界! 本来は自分の子に殺される予言に恐れたサトゥルヌスが次々と自らの子を飲み込んでいくという伝承をモチーフにした見る人にトラウマを植え付けそうな作品がなんということでしょう、我が子とソフトクリームを食べ、我が子を守り、我が子とやすらかに眠る幸せな日常風景になりました。浄化される……。
「我が子を食らうサトゥルヌス」はローマ神話に登場するサトゥルヌス(ギリシア神話のクロノスに相当)が5人の子を次々に飲み込む様子を描いたものでゴヤの連作「黒い絵」の一作。
Twitterに一連のシリーズを投稿したのは茶んた(@Chanta_in_inari)さん。元ネタとなったゴヤの絵画を初めて見たのは小中学の時に美術図録で見たときで、その時は「ただ不気味な絵」として印象に残っていたそうです。「その恐ろしい印象をギャップとして使えるのではないか」と考え、今回のシリーズを描いたとか。
「我が子と一緒にソフトクリームを喰らうサトゥルヌス」のほかにも、父が子をかばいなにかしらの攻撃から身を挺して守る「我が子を庇うサトゥルヌス」、寝かせ付けしつつ一緒に寝ちゃった感がほんわかする「我が子と眠るサトゥルヌス」など公開。もはや本来のイメージとは真逆のただのやさしくて強いお父さんの姿に、トラウマも解消されるんじゃないかと救われた気持ちになりました。
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