フィンランドの首都ヘルシンキで出くわしたクリスマストッピングの「バナナ巻き寿司」に、「うまいなら有り」「ごめん、無理」「普通に美味しそう」とさまざまなな反応が寄せられています。日本人の寛容さが試されている。
見た目は、シンプルにバナナを巻いた太めの海苔巻きで、上に白いクリームとカラフルなトッピング用チョコレートでささやかに飾られています。全体的にスイーツっぽいですが、巻き寿司のビジュアルが強いため、どうしても心がざわざわします。果たしてその味は……?
どんな味か気になりすぎるため、投稿したMikihito Tanaka(@J_Steman)さんに感想をうかがうと「食べた後となっては『そのまんま』としか言いようがないのですが……まずトッピングのクリームとバナナの味と香りを強烈に感じたところに、食べ慣れたシャリと海苔の風味がのっそり加わってくる感じです」とのこと。ツイートでも「意外とイケる」と味を報告しているように、見た目ほどの違和感はなかったそうです。
また「酢は薄めでしたが一応、酢飯でした」とのことで、そのあたりは普通にお寿司のようです。Mikihito Tanakaさんはせっかくの機会だと3切れ食べたそうで、「私はこれで一生ぶん食べたので、もうアレは結構です」と最終的な感想を述べています。なお、中にはカリフォルニアロールのように外側が酢飯のもの(裏巻き)もあったそうです。
お店の場所は、ヘルシンキ中央駅近くの大衆中華(アジア)料理店「Zhong Hua」。その土地の料理だけでなく、“土着化したアジア料理”まわりが好きだというMikihito Tanakaさんがふらっと入ったお店で、「いわゆるバイキング形式で、確か15ユーロくらいで食べ放題でした」とのこと。
ちなみに後日談として、Mikihito Tanakaさんが今回の驚きをフィンランド人の友人に伝えたところ、「独立記念日のときには、ウチの近所のスーパーに『シャリのうえに青いキャラメルディップで十字を描いたスシ(フィンランド国旗を模していると思われる)』が売ってたよ」と教えてもらったそうです。海外寿司の世界、奥深し……。
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