「正月三が日は銀行ネットワークシステムのメンテでATMが使えない!」→調べてみたら「他行ATM」「他行宛振り込み」以外は大丈夫っぽかった
事前の確認はしたほうがよさそう。
2020年1月1〜3日まで、銀行のネットワークシステムのメンテナンスで「銀行やコンビニのATMが使えなくなるのでは」とTwitterで話題になっています。通常とどのような違いがあるのでしょうか。
きっかけとなったのは、「銀行の窓口など、金融機関は12月31日から2020年1月5日まで休業するので、最終営業日である12月30日は駆け込み需要で大変混雑する」というツイート。12月23日現在、4万回以上リツイートされています。
投稿者は「30日や31日が給料日の人は、自分が口座をもっている銀行ではなく、コンビニなどのATMに分散することで混雑を回避できる」と周知していました。また、法人の決済などと重なる12月27日も銀行窓口の混雑が予想されます。
これに対し、Twitterでは「2020年の年末年始は銀行のシステムが止まり、他行のATMやコンビニのATMも使えない店舗が出る」という指摘が登場。Twitterでは「マジか」「対策しなきゃ」と話題になり、「ATMが全く使えない」と捉える人も見受けられる状況になっていました。
12月31日23時52分〜2020年1月4日3時50分の間停止するのは、NTTデータが提供する「統合ATMスイッチングサービス」。これは、銀行間で残高などのデータをやりとりするための《通信システム》で、停止した場合は、他銀行ATMからの預金の引き出しや他行宛の振込などができなくなります。
今回の「統合ATMスイッチングサービス」のメンテナンスの影響は、自分の持っている口座以外の銀行ATMからの引き出しができなくなりますが、あくまでも「提携金融機関以外の銀行ATMが利用できない」というもの。
3大メガバンクを例にすると、三井住友銀行では、「イーネット」「セブン銀行」「ローソン銀行」「ゆうちょ銀行」、三菱UFJ銀行では、「イーネット」「ローソン銀行」「ゆうちょ銀行」、みずほ銀行では、「イーネット」「ローソン銀行」「セブン銀行」「イオン銀行(ミニストップ)」「ゆうちょ銀行」で3が日も出入金が可能です。もちろん、口座のある銀行のATMを使えば問題なく預金を引き出すことができます。イーネットとローソン銀行は1月1日19時から1月2日7時まで休業となりますが、ほぼ「問題なく使える」と言って差し障りないのではないでしょうか。
これらの銀行でも、取り扱い時間が通常と異なる場合があるので、自分が口座を持っている銀行の公式サイトを早めにチェックしておくことや、事前に余裕をもって出金を行うことが大切です。
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ベンツと違ってTwitterもできる。そう、Mac Proならね。