未婚の男女を対象に聞いた「合コンしたいと思う企業ランキング」の調査結果をリスクモンスター(東京都中央区)が発表しました。数々の世界的大企業を抑え、堂々1位と2位になったのは「公務員」でした。
ランキングの1位は「国家公務員」(6.3%)、次いで2位は「地方公務員」(5.8%)という結果。3位の「トヨタ自動車」(5.1%)、4位「任天堂」(4.8%)、5位「Google」「全日本空輸(ANA)」(各4.7%)という名だたる大企業を抑え、公務員がワンツートップという安定志向な結果になっています。
前回調査との比較では、1位と2位は変わらなかったものの、「集英社」(前回67位)、「みずほ銀行」(前回61位)、「TBS」(前回52位)などが順位を上げました。一方、「ワコール」(前回13位)、「資生堂」(前回9位)、「パナソニック」(前回7位)などが順位を下げたとのことです。
合コンしたいと思う企業のイメージでは、「業績が安定している」(26.8%)、「真面目な人が多そう」(24.7%)、「給料が高い」(20.0%)がトップ3と、こちらにも安定志向が現れています。
男性は「美男・美女が多そう」(19.6%)が2位となっており、合コン相手の容姿を重視。一方、女性は男性に比べ「業績が安定している」(36.7%)、「給料が高い」(27.1%)が高く、安定性を重視していることがうかがえます。
合コン相手に求める最低年収について、トップ「年収は気にしない」(48.2%)で半数近く。ただ、男女別でみると「年収は気にしない」は男性が70%近くだったのに対し、女性は30%程度。「500万円以上」とする男性は10%未満だったのに対し、女性は40%以上だったとのことです。
日本の平均年収が432万円(2017年民間給与実態統計調査)であることを考えると、「女性は合コン相手に平均年収以上を求める傾向がうかがえます」(調査より)。また、年代が上がるごとに、合コン相手の年収を気にしない層と平均年収以上を求める層に2極化する傾向があったとしています。
調査結果の総評では、
合コンしたいと思われる企業は、安定性があり、企業自身やその企業の商品・サービスイメージがよいだけでなく、そこで働く人が魅力的であると考えられます。したがって、経営者には自社の独身社員の出会いに貢献するために、企業自身の価値を高めるだけでなく、優秀で誠実な魅力ある社員を多く育成し、「この企業の人と合コンしたい!」と言ってもらえるような企業を目指していく意識も必要ではないでしょうか。
──とまとめています。
調査は2019年9月、全国の20〜49歳の未婚男女を対象にインターネットで実施し、900の有効回答をまとめました。
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