三井住友カードは1月15日、発行する全てのクレジットカード(提携カード除く)を30年ぶりにフルモデルチェンジした新カードを2月3日から発行すると発表しました。カード番号などの情報を裏面に集約することで盗み見リスクなどを減らし、凸部のないフラットなカードになります。
新カードは「先進」と「安心」がコンセプト。クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードを裏面に集約するほか、裏面に記載するカード情報は「Visaクイックリード」デザインを採用(Visaの場合)し、縦に並記して分かりやすい表示にしました。
カード情報を裏面に集約することで、デザイン性も向上。カード番号が刻印された凸部がなくなり、券面がフラットになります。券面も従来デザインを一新、「未来を映し出す光と足元を照らす光をイメージ」になっています。
従来のデザインは1990年に切り替わったもので、ギリシア・アテネにあるパルテノン神殿があしらわれています。同社Webサイトによると、「知名度が高い」「プラスのイメージが強い」「高いステータスイメージを与えられる」として選ばれたとのことですが、券面から姿を消すことになります。
またVisaの場合、「Visaのタッチ決済」を標準搭載。サインと暗証番号入力が不要で、レジのリーダーにタッチするだけで支払えるキャッシュレス決済が利用できます。
既存カードの利用者は、カード有効期限の更新やカード再製の際に新カードに切り替えられます。
新カードの発行に合わせ、新たに入会した会員の年会費を永年無料とするなどのキャンペーンを展開します。
このほか、3月には専用スマホアプリ「三井住友カードアプリ」を大幅にアップデート。カード利用履歴の確認や支払い口座残高の確認など従来のアプリの機能に加え、他社を含む複数のカードや電子マネーの決済情報をまとめて管理するといったウォレットアプリに一新します。
また、家族で共有している家計を集約できる「かぞくのおさいふ」サービスを3月に開始。クレジットカードで「かぞくのおさいふ」にチャージし、子どもなどのプリペイドカードにお小遣いとして入金し、使い方を管理するといった利用ができるとのことです。
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かなり便利になりそう。