自分が老害になるのが怖いと主張し、そうならないために知見を広めようと今年の抱負を語る漫画に、分野を超えて共感の声が集まっています。
「今年の抱負:知見を広める」というコメントを添えて投稿された漫画。作者のえさこ(@_esako_)さんは、「最近の若い子は絵がうまい」とマイク片手に歌い上げます。ソフトやネットが発達し、昔より誰もが学べる環境が整った今、年下が絵がうまいのは当然。同じソフトを使っても出来栄えが全く違うと驚かされるようです。
承認欲求も落ち着いて、SNSのフォロワー数や作品のいいねの数を比べて動じる年齢でもなくなったというえさこさん。絵がうまい若者をうらやむ気持ちはあるものの、もっと心配なことがあるといいます。
それは「老害になるのが怖い!」こと。新しい技術についていけず古いやり方に固執することで、昔はこうだったんだと同じ話を繰り返し、過去の自慢にすがるようになるのが怖いというのです。
そうならないためには「今から色々やろう」という意気が大事。新しいソフトに触れたり、知らないことに興味を持ったり、時には年齢を問わずさまざまな人から教えてもらったりと、「とにかく知見を広める」ことが“良い老人への第一歩”だとし、「今年は頑張ります」と締めくくっています。
漫画はイラストに限らずいろいろな分野で共感を呼び、Twitterでは「自分のやり方に固執してもいいと思いますよ。他人に押し付けなければ」「年齢関係なく、優れた方からは教えを素直に受け入れる姿勢は大事だと自分でも思います」「ぜんぜん興味のないおすすめをしてくれる人も大事にしないといけないなあと思います」など多くのコメントが寄せられています。自分がどのような年長者になりたいのか、考えてみる良い機会なのかもしれません。
画像提供:えさこ(@_esako_)さん
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