温泉施設の「横浜みなとみらい万葉倶楽部」は1月26日、刺青・タトゥーがある方の利用を一部解禁すると発表しました。2月1日より、館内で販売されるカバーシールを用いて隠せる場合のみ入場が可能です。
万葉倶楽部社が運営する「横浜みなとみらい万葉倶楽部」は、レストランや宿泊設備を備えた大型の温泉施設です。トラブルを未然に防ぐために刺青・タトゥーを入れた方の利用は原則禁止とされていましたが、ファッションタトゥーの容認や外国人観光客の増加を受け、2月1日よりテスト的に入館を受け入れる方針に。
ただし入館には制限が設けられており、刺青・タトゥーのサイズはフロントで販売されるカバーシール(11センチ四方、100円/税別)2枚までで覆える大きさでなければなりません。
公式サイトに掲載されたお知らせでは、「従来からお越しいただいているお客様に、なんら負担をかけることなく、今まで通りの快適な施設であることに変わりはないよう努めてまいります」「多様な文化や宗教をお持ちの方も、日本の温泉を楽しんでいただけますよう、相互理解が進むことを切に期待しております」と、従来の顧客に配慮しながらも、多様性を受け入れる姿勢を示しています。
公式サイトに先駆けて、施設内には数日前よりお知らせが掲示されており、Twitterでは「色んな考え方がある中で、ボクは万葉倶楽部さんを支持します」「万葉倶楽部の勇気ある一歩に感謝です」と注目を集めていました。
万葉倶楽部以外にも、刺青・タトゥーがある人の入浴解禁に踏み切るスーパー銭湯が増加しつつあります。東京オリンピックが近づき、異文化への理解がますます必要とされる昨今。こうした規制緩和は公衆浴場にどのような変化をもたらすのか、今後に注目です。
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