香川のゲーム規制条例案、約半数が賛成との調査結果 「他の遊びのほうが脳の刺激になりそう」「今はゲームも職業になる時代」など賛否
「本来ならば各家庭で教育すべき事柄だが、共働き世帯などでは育児に時間をかけられず、条例で決めてもらえれば負担が減る」とする、悩ましい意見も。
「18歳未満のゲームプレイを1日60分に制限」などの内容で物議を醸している、香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」(関連記事)について、子育て世代を対象とした意識調査の結果が発表されました。条例自体の賛否について、49.75%が賛成と回答しています。
ライフプランおよび保険の相談サービスを手がける「ほけんROOM」が、小学生以下の子を持つ親1178人を対象に調査。「条例についてどう思いますか?」の問いでは、「良いと思う」が27.6%、「どちらかと言えば良いと思う」が22.2%となり、約半数が賛意を示しました。反対意見は「良くないと思う」(11.4%)と「どちらかと言えば良くないと思う」(13.7%)の合計で約25%となりました。
賛成意見の回答理由としては、「他の遊びのほうが脳の刺激にもなりそうだから」など。反対意見では「今はゲームも職業になってる時代なので、自分のやりたいことを依存するのもいいのではないか」といった声が上がりました。
中間寄りの意見としては、「本来ならば各家庭で教育すべき事柄だが、共働き世帯などでは育児に時間をかけられず、条例で決めてもらえれば負担が減る」「条例にしてしまえば、親の言うことを聞かない子どもへも説明ができる。ただ、条例にしてまでやることなのかと思う部分もあります。各家庭で考えれば良いとも思います」など、悩ましい回答がみられます。
なお、「子どものゲームプレイ時間を制限すべきか」については、83.45%と大多数が賛成。45.2%が実行しているとの調査結果も出ています。
「プレイ時間は1日何時間にすべきか」との問いでは、「1時間」が47.6%、次いで「2時間」が15.7%。「平日は1時間、休日は特に制限しない」「習い事など予定がない日に2時間。家族やお友達とやることを条件にしている」「1日何時間というルールはないがその都度時間を約束して守るようにさせている」など、家庭ごとに柔軟に決めている具体例もみられます。
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