性別を偽ってスイーツ女子会に参加したところ、些細(ささい)なミスから好きな相手に秘密がバレてしまい……!? そんな絶体絶命の状況から、予想外の展開が始まる「女装男子の漫画」に引き込まれる読者が続出しています。
ガラスの前で容姿をチェックしながらお店に入る主人公の「ココア」。記事冒頭で述べたように、その正体は女装男子です。その日は月に一度、女性4人(という名目で)開催しているスイーツオフ会。当初はスイーツ目当てで参加していた主人公でしたが、次第に目的がスイーツから参加者の1人・オペラさんと会うことにシフトしていました。
お近づきになりたい気持ちは強まる一方で、距離を詰められない理由がありました。それはもちろん性別を偽っているということ。
そんな悩みを抱えていた主人公でしたが、うっかり便座を上げたままトイレを出たところを、よりにもよって気になるオペラさんに見つかってしまいます。「やらかした!」と顔面蒼白の本人をよそに、オペラは「ココアさんもかー」と一言。“も”?
そう。なんとオペラも女装男子だったのです! オペラは出会った当初からココアを女装男子ではないかと疑っており、今回の一件で疑惑が確信へと変わったとのこと。
主人公を「女性より女性らしかった」と褒めるオペラ。すなわち「男にとっての理想を」演じてしまっていたことが原因でした。男であることがバレてしまい、まして気になる人も男だったことにショックを隠せない主人公。
そして事態はさらなる展開へ。何かを言いたげなオペラの様子から、主人公の頭に1つの疑念がよぎります。参加者の半数が男性だったということは、残りの2人も同類なのでは……?
残り2人の性別を推理してみる主人公でしたが、解散の時間になりタイムオーバー。断片的な情報だけでは全く答えが分からず、それどころか「2人とも女性だったらクソ失礼」と、自分の行動の意味のなさを反省します。
そして同時に、自分が好きになった人物はオペラであり、彼の性別を気にするのも無意味ではないかと気付かされます。去ろうとするオペラの魅力を再認識して、引き留めてしまう主人公なのでした。
作者は漫画家のくらの(@kuranonn)さん。気になる終わり方をした漫画の続きは、くらのさんのTwitterまたはpixivFANBOXに掲載される予定です。一体どうなってしまうんだ……!
漫画を読んだTwitterユーザーからは「性別なんてどうでもいいや……」「男とか女とか関係なく好きになった人が好き」と恋心に性別なんて関係ないというコメントや、「女装男子は喉仏で判断するからココアさんは隠しているのか」と細かい描写に気付くコメントが寄せられました。
作者のくらのさんはジーンLINEで『さんさん桜』、コミックジーンで『ブロードキャスト(原作:湊 かなえ)』を連載中です。
画像提供:くらの(@kuranonn)さん
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