トイレに閉じ込められる体験は、想像以上に絶望を感じるものかもしれません。たら子@明太子(@nekokawa55)さんによる漫画「トイレに閉じ込められた人に遭遇した話」は、何気ない日常が緊迫の脱出劇に変わった実話を描きます。
小学生だった作者は、学校からの帰り道、民家の小窓から顔だけ出した女性に「すいませんっ! 助けてくださいっ!」と声をかけられます。怖くなって逃げようとした作者でしたが、どうやら女性は本当に困っている様子……。なんでもトイレの前に置いてあった椅子が倒れ、ドアが開かなくなってしまったのだとか。
「鍵は開いているから入ってきて欲しい」と懇願され、恐る恐る見ず知らずの家に上がった作者。すると確かに、折り畳み椅子がドアを塞いでいるではありませんか。
力づくで引っ張ってみますが、ピッタリとハマった椅子はビクともしません。抜けないことを伝えると、「居間に電話の子機があるから持ってきて欲しい」と女性はますます必死に頼み込みます(このエピソードはスマホどころか携帯電話すら普及していなかったころのお話です)。
理由は居間に入って分かりました。その家には赤ちゃんがいたのです。これには作者も「早くしないとおおお」と本気ダッシュ。急いで電話を女性に渡します。
電話を受け取った女性は旦那さんに救助を依頼。旦那さんはすぐに駆け付けてくれたため、一件落着となりました。今回の騒動で、作者は「トイレの前に物を置いたらアカン」と悟ったのだそうです。
漫画では勇気を出した作者の活躍で事なきを得ましたが、あのまま数時間閉じ込められていたら、赤ちゃんが危ない目に遭っていた可能性だってあります。万が一のことを考えて「トイレのまわりには物を置かない」は徹底したいですね。
読者からは「こ、ここここれは確かにアカンです。僕もこれからは周囲に置かないように気を付けますっ(笑)」「人の家のトイレでノブが空回りして出られなくなったことならある…普通に焦った笑」「とても大切な注意喚起です!!」など、体験談や称賛のコメントが届いています。
画像提供:たら子@明太子さん(@nekokawa55)さん
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