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2020年2月6日の株式市場で、スマホゲーム開発のAiming(東証マザーズ)がストップ高(値幅制限の上限)となる前日比80円高の370円まで上昇しました。
前日にスクウェア・エニックスが「ドラゴンクエストシリーズ」の最新作としてスマホアプリゲーム「ドラゴンクエストタクト」を発表(関連記事)。20年中に投入される同アプリをAimingが共同開発することから、今後の業績拡大に期待する買い注文が殺到しました。
「ドラゴンクエストタクト」はドラクエシリーズに登場するモンスターたちを指揮して戦うタクティカルRPG (C) 2020 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved. Developed by Aiming Inc.
Aimingは2011年設立。業務提携するマーベラス運営の「剣と魔法のログレス いにしえの女神」などの開発実績があります。2019年12月期の業績予想は売上高約58億円に対し約10億円の最終赤字。6日終値ベースの株式時価総額は約134億円です。
一方、19年9月にリリースされた、ドラクエシリーズの位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」を共同開発するコロプラ(東証1部)は190円安(-16%)の998円に急落。スクウェア・エニックス・ホールディングス(スクエニHD、東証1部)も410円安(-7.3%)の5200円でした。
両社とも前日に決算を発表しており、コロプラ(19年10〜12月期)は2桁増収と黒字転換を果たし、スクエニHD(19年4〜12月期)も営業利益が2.2倍になるなど、ドラクエウォークの貢献もあって好決算でした。ただ、株式市場としては「当面の材料出尽くし」とみて、利益確定の売りが集まったもようです。
19年4〜12月期が501億円の最終赤字に転落したディー・エヌ・エー(東証1部)も、前日比171円安(-9.7%)の1598円と大幅安でした(関連記事)。
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