Twitterユーザーが「中学生のときに美術の授業で作った」という粘土の作品が、「尖ってて好き」「天才ですか?」と絶賛されています。これは厨ニ病がなせる神業……!
話題の作品を制作したのは、はるちょこ(@64nai)さん。「これ、中学の時に美術の授業で作った『虹』という作品なのだけど虹に見えないでしょ?」と画像2枚を投稿しました。
1枚目の画像では赤ベースの丸い球に白い土台が付いたような球体が写っており、はるちょこさんの言う通り、「虹」というタイトルの意味は分かりません。
しかし「切ると虹になるんだ」という言葉の通り、この球体を真っ二つに割ってみると、中から出てきたのは紫・青・緑・黄色・オレンジ・赤から構成される虹とふわふわの雲。色とりどりの粘土を層のようにして重ねてから割ることにより、見事に「虹」を構成した作品となっていたのです。
特筆すべきは中学生当時にきちんと虹の色の順番まで調べて作品に反映していたこと。作品を壊すことで完成するという仕組みについては、「先生には秘密にしていた」と言い、「ナニコレ?」と低評価がつけられてしまったと言いますが、厨ニ病全盛期だったはるちょこさんは「『美術の先生にも解らない芸術をなした!』と大喜びで悪成績を持ち帰った」とつづっています。
この天才的な芸術作品には、「この美術の先生が今、このツイートを見て仕掛けに気がついて、悔しがる姿を見てみたい」「憤るのではなく喜ぶところに大物になる予感がしてならない」「見えないところを作り込むなんて粋」「私も真似して作りたい。虹創作か…」といったコメントが寄せられている他、「いやあ、生徒の作品を勝手にぶった斬るわけにはいかんでしょ…」という直球なド正論も。
こうした意見についてはるちょこさんは、「自分が芸術と思ったらそれはその人にとっての芸術。絶対的な概念ではない」「本当に虹が中にあるかどうかは想像に任せる」「むしろ秘密にしておくことで自分の中で作品としての意味があった」「どう評価されるかはそれほど期待していなかったし重要でもなかった」「低評価そのものが嬉しかったのではなく低評価によって自分にしか分からない価値が相対的に自分の中で上がったのが嬉しかった」「いつかその気になったら自分で切って中身を見ることにしていた」と当時の心境を懐古し、その後芸術の分野では特に活躍していないことを明かしています。
画像提供:はるちょこ(@64nai)さん
(Kikka)
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