スニーカーブランド「ニューバランス」の、“つま先が透明になったシューズ”が「素晴らしい」と話題を集めています。はいたときの足の状態が見えるため、サイズが合っているのか分かりやすいのです。
このシューズは、制作会社DENDESIGNの代表、大堀祐一(@holly_u1)さんが子ども向けスニーカーの売り場で見掛け、「適切なサイズがわかる爪先が透明な靴。発明だな」とTwitterに投稿したことで拡散。はいたときにつま先部分がきつくないか、隙間が空きすぎていないかが分かりやすくなっています。
子どもの靴の試着では、サイズが合っているかどうかを子どもに直接聞くか、靴の上から指で押してみることで確認することが多いですが、小さい子どもだと聞かれてもうまく答えられないことも。それを解決するシューズに、Twitterでは「これ!これぇぇ!求めてたもの!!」「子供は特に上手く伝えられないし、素晴らしい!」など称賛が寄せられました。
編集部がこのシューズ(正式名称は「爪先透明シューズ」)について、ニューバランスに問い合わせたところ、約15年前から店頭販促ツールとして製作しているとのこと。
製作の経緯を聞いたところ、「シューズの上からつま先部分を触っても子どもの足がどこまできているか分かりづらい、こどもが自分自身でサイズが大きい、きついなど伝えることが難しい」という声を受けて、爪先部分を透明にして爪先の状態、サイズの状態を視認できるようにしたといいます。「足にぴったり合うサイズを履いてもらいたい、サイズ選びの大切さを伝える啓蒙活動に使用しております」(ニューバランス広報)
来店客からの反応を聞いてみると、「一目で見てサイズ感が分かるので、とっても分かりやすい!」「計測器で測ろうとしても子どもがじっとしていなかったり、嫌がったりするが、これなら靴を履く感覚で履いてくれる」「分かりやすい! 面白い! 靴の中こうなっているんだ!」と保護者からの評価が高いそうです。
爪先透明シューズはキッズ計測会イベントなどで使用。Twitterで話題になったことで問い合わせも来ているそうですが、現在は案内できる店舗がないとのこと。また大人用はないそうです。
画像提供:大堀祐一(@holly_u1)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「赤ちゃんには選択肢がないのは不公平」 ほ乳瓶いらずの紙パック装着用乳首はこうして生まれた
今後もニーズに合わせて展開する予定。 - “菓子パンだけ”の食事にもダメ出ししないでアドバイス 子育てフリーペーパーの優しい記事が生まれた背景
「悪者を作らないすてきな記事」と称賛された記事には、エネルギー不足から母子を救いたいという切なる願いが込められていました。 - 「この仕組み思い付いた人、天才だ」 どんなネジでもヌルヌル回せる工具が超便利だと注目集める
これは便利だ。 - 小学生の工作でAmazonの箱が実用品に変身 手作り感あふれる“洋服たたみ器”がかわいいし便利そう
Amazonの公式Twitterも「当サイトの梱包でここまでのイノベーション見たのは初めてです!!!!」と感心。 - 子ども向け学習グッズがオタグッズを飾る祭壇に! オタバレが怖い人でも隠せるアイデアに「天才」「即買い」の声
推しキャラごとの祭壇も作りやすい。