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図柄を凹凸のみで表現した“白紙の花札”が美しい…… 一枚一枚手作業、卒業制作の作品がTwitterで話題に

すてき……。

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 “色を使わない白紙の花札”が美しいとTwitterで話題です。紙文具が好きという田村さんが、静岡文化芸術大学の卒業制作で作った「霞札-かすみふだ-」という作品です。

箱に入った白紙の花札 『霞札-かすみふだ-』(画像提供:田村さん)

散らばった白紙の花札

手に持った白紙の花札

白紙の花札のアップ・エンボス加工で図柄が描かれる

 純白の厚紙に花札の図柄が凹凸で描かれています。色がない白一色のシンプルさが目を引きます。和柄と白い紙との相性も良く、紙の肌触りもよさそうです。

 田村さんは制作過程についてもツイートしています。凹凸をつける作業は一枚一枚手作業。図柄も独自にアレンジし、折り紙で折ったような形になっています。紙は活版印刷に向いた厚紙“特Aクッション”を使用。何種類か試したなかでいちばん凹凸がつきやすかったそうです。


レーザー加工機で版を作る様子 レーザー加工機で版を作ります

花札の版 アクリル板の版を作ります

ダイカットマシンを使う様子 ダイカットマシンでエンボス加工をします

白い花札の図案 折り紙で折ったような図柄にアレンジ


 作品は「静岡文化芸術大学デザイン学部 卒業展・デザイン研究科修了展2020」 で展示されています。開催期間は2020年2月20日までです。

画像提供:田村(@Maybe_Tam_aosm)さん

高橋ホイコ

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