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米国のボーイスカウトアメリカ連盟(BSA)が2月18日(現地時間)、米破産法11条(日本の民事再生法に当たる)の適用を申請したことを発表しました。同連盟は性的虐待の被害者からの訴訟を抱えており、破産申請の理由は被害者への補償のためと今後のミッション遂行のためとしています。
海外の報道によると、BSAに対しては、活動中に性的虐待を受けた被害者から約300件の訴訟が起こされています。同連盟は、破産手続きを利用して、被害者に補償するための基金「Victims Compensation Trust」を設ける意向としています。ボーイスカウトの活動やイベントは手続き中も継続するとのこと。
「加害者がわれわれのプログラムを利用して悪質な行為を行ったことに激怒している」とCEOは被害者に向けた公開書簡でコメントし、基金を通じて補償を受け取るための申請を被害者に呼びかけています。
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米国とカナダ以外の事業は適用外。