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配達員に切手販売を強要、売れ残りは「自腹買い取り」 郵便局でパワハラメール 日本郵便は「事実です」

兵庫県・尼崎北郵便局でパワハラメール。

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 兵庫県・尼崎北郵便局の管理職員が、配達を担当する職員に対しパワーハラスメントと取れるメールを送っていたことが18日、日本郵便への取材により分かりました。

 配達業務の際に“切手の販売”を強要する内容で、売れ残った分については「返納は受け付けません」と記されています。


特殊切手の販売を強要(「おもてなしの花」シリーズ

 メールを受け取ったとみられる職員が16日にTwitterで告発したことで発覚。ツイートにはメールの文面を撮影した画像が添付されており、以下のような指示が確認できます(原文ママ)。


業務命令

携行販売(おもてなしの花)必ず販売して帰局して下さい。

返納は受け付けません。

※編注:「おもてなしの花」は花を題材としたシリーズものの特殊切手。


 ツイートによれば、上記のメールは配達員全員に送付されたもの。「切手を売るまで帰ってくるな」「売れ残りは自腹で何とかしろ」とも受け取れる内容に、投稿者は「パワハラメールだ」と怒りをあらわにしています。

 日本郵便は取材に対し「メールが送られたことは事実です」「また、発売された切手を配達員に携行させ販売していることも事実です」と認めています。

 なお、こうした“ノルマ”の実情については「日本郵便として尼崎北郵便局にノルマを課していたというような事実はありません」と回答しました。

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