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摂食障害に生活保護、その上、知人に1000万円を使い込まれた相談者。原因は家庭環境!? 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

そもそもどうして金庫を預けていたのか!?

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 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは3月18日(水)放送の加藤諦三パーソナリティー回。

 知人に約1000万円ものお金を使い込まれてしまったという相談。

テレフォン人生相談

知人に預けた金庫からお金を使い込まれた

 相談者は40歳の独身女性。三姉妹の長女で、両親とは離れて暮らしている。

 20数年前から摂食障害をわずらっており、今は寝てるのも起きてるのも辛い状況で生きているという。しかし、今回の相談は摂食障害についてのものではない。

 「半年ぐらい前に、ちょっと大きな悩みっていうか、事件が起きまして」

 相談者は過去に、交通事故に遭った際の慰謝料や、元気だった頃に働いて貯めた貯金など、まとまったお金を現金で持っていたのだが、そのお金を知人に使い込まれてしまったという。

 「生きる気力も……もうそのことばかり考えてしまって、つらくてつらくてたまらない毎日で、もうどうやって生きたらいいか、気力を持ったらいいか……もう悩んでいて」

 ショックな出来事なのは間違いないが、シチュエーションがおかしい。なんと、お金を入れた市販の金庫を知人宅に預けて管理してもらっていたというのだ。しかもその額、約800万円!

 すべてのリスナーが「どうして知人に金庫を預けたの!?」と疑問を持ったと思うが、加藤諦三は意外な方向から斬り込んできた。

 「親子の間に何か問題があったとか、そういうことがあったんですか?」

 「普通の家庭に比べたら、両親離婚しているわけじゃないですし、別に仲が悪いってわけじゃないので、まあ別に幸せな方ではないかなとは思ってはおります」

 加藤諦三は、問題のない家庭で育ったはずの相談者がなぜ摂食障害になってしまったのかというポイントに注目しているようだ。

 「ちょっと夢があって、ダイエットがきっかけで……やせようと思ったことがはじまりだとは思うんです」

 「何でダイエットしようと思った?」

 「やせたらかわいいとか……そういう感じですね」

 「ということは、ありのままの私は愛されないってことでしょ?」

 「あー……だと思います」

 相談者は幼少時より両親から「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と呼ばれており、妹のように名前で呼ばれることがなかったことに違和感を持っていた。そんなこともあり、実家では心の居場所がなかったと感じていたようだ。

 金を使い込まれたという導入から、この情報を引き出す加藤諦三の相談力にシビれる。

テレフォン人生相談

 「(ダイエットしても)周りから『かわいいわね、かわいいわね』と言われなかったよね。これ結構つらいんじゃない?」

 「もうつらいことだらけで……いいこと、もうこの先ないんじゃないかなって」

 お金を使い込まれた知人にはその以前から、お母さんの葬式代を出してやったり、約200万円の借金を肩代わりしてやったりと、お金を渡してきたのだという。

 合計1000万円以上! どういう関係の知人なのか気になるところだ。

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