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休校前と休校中で毎日はどう変わった? ADHDの子どもたちと共働き母のビフォーアフター漫画

ルーティーンの変化が大変……。

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 新型コロナウイルス感染予防のため、全国の公立学校が休校となった3月上旬。突然の休校に、さまざまな家庭が大きな影響を受けました。あれから約1カ月、4児(12歳、9歳、4歳、3歳)を育てるスガカズ(@sugakazu)さんに、休校前と休校が決まった後のビフォーアフターを教えてもらいました。

休校前と比べて1日のルーティンが上手く回せない!

 突然決まった休校。もちろん何事もなく乗り越えることが最重要だとは理解しつつ、「明日から休校です」と言われて環境の準備ができていませんでした。そして心も準備できていなかったです!

 わが家のADHD(注意欠陥多動性障害)の男子2人(小6、小3)は休校中、自宅で大人しく過ごせていたようなのですが、私自身の余裕がなくて、休校前と同じように生活を送ることができませんでした。休校に伴い、これまで決まっていた“1日のルーティーン”が変化してしまったからです。

7時

休校ビフォーアフター

休校前→朝食を作り、子どもたちを起こす

休校後→前日のバタバタが残り、疲れていて二度寝。時間がない状態で朝食を作る

10時

休校ビフォーアフター

休校前→小学生組は小学校へ。私(母)は職場へ

休校後→小学生組はテレビを見て自宅待機。私は時差出勤で電車に揺られる

13時

休校ビフォーアフター

休校前→小学生組は給食の時間。私は職場でランチ

休校後→テレビに過集中状態で夢中。電話をかけても出ないことも……

 私(母)の職場は決算前で繁忙期のため、仕事を休むわけにはいきませんでした。夫の職場はリモート環境が整っていないため、両親が自宅にいないなんて日も。そういった日は、小学生組(ADHD)が外出しないように、テレビを見て待ってもらうことに。

 これ、苦渋の決断なんです。なぜかというとですね……うちの子たちは、TVに夢中になると電話に出ないこともしばしば。ADHDの過集中はこういう事案が多い様な気がします。

15時

休校ビフォーアフター

休校前→小学校から帰宅、友だちと遊びに行く

休校後→ようやく昼食を食べ始める

 15時ごろはいつもならお友達と遊ぶ時間。しかしテレビに過集中していた子どもたちは、やっとお昼ごはんを食べはじめたようです。ちなみに私がいないときの食事は、おかずをつくりおきしておいても高確率でスルーするので簡単に、自炊できるものをストックしてます。

19時

休校ビフォーアフター

休校前→保育園組と帰宅、夕食へ

休校後→時差出勤しているため、退勤時間が後ろ倒しに。繁忙期もあって大急ぎでお迎え

 時差出勤すると退勤時間が後ろ倒しになります。さらに繁忙期ぃぃい!! というのもあり、ダッシュで帰宅。帰宅するとやはりまたテレビに夢中になっているので、電源を切って現実に戻ってもらいます。

20時

休校ビフォーアフター

休校前→夕食を食べ終わり、家族それぞれ食後の自由時間

休校後→夕食スタート。しかし小学生組は「お腹が減っていない」と言い出す

 先ほど言ったように、昼ごはんの時間が遅いので、お腹が減っていないと言われます。まじか。給食が食べられない分食べてほしいんだけど……という親の思いをよそに、食が進んでいません。

21時

休校ビフォーアフター

休校前→保育園組とお風呂、出ると小学生組もお風呂に入る

休校後→保育園組がお風呂から出ても、小学生組がなかなかお風呂に入らない

 ADHDの子は行動するまでに時間がかかりがちなのですが、ひきこもるとさらに拍車がかかりました。「いい加減お風呂入って」と声をかけても、なかなか行動に移しません。叱らないようにするのに必死……いや、叱ってました……。

22時

休校ビフォーアフター

休校前→保育園組を寝かしつけ。小学生組も「おやすみ〜」のあいさつ。子どもが寝たら自分の時間も……

休校後→ぐったり。小学生組は体力を持て余している様子

 気疲れで夜はもうぐったりです。こうして次の日、二度寝してしまうのでした……。

 時間帯はざっくり、その日のタスクによって前後しますが、引きこもることで感染するリスクは減るものの、ルーティンが上手く回せず地味にストレス。そんな日々が続いています。

 普段はできるだけ子どもたちと平和に過ごせる様に、「アンガーマネジメント」で怒りをコントロールしています。しかし今回の休校で、私がうまく立ちまわれず反省してばかり。時間をおいて仲直りしますが、子どもたちが無邪気なのがせめてもの救いでした。

 知り合いの共働き家庭の中には、今回の休校を“持ち回り”のアイデアで対策していた人も。3月も後半に差しかかったころママ友から聞いたのですが、同じ学校の共働き家庭(4組)でグループを組み、親が持ち回りで子どもたちの面倒を見ていたそうです。

 ママ友の旦那さんは、「仕事もなかなかうまくいかず毎日綱渡りです」と、ため息まじりで話していました。心中お察ししますが、このアイデアは良いと思いました。

 どの家庭でも少なからず生活に変化があったのではないでしょうか。早く心おきなく外出できる日々に戻ると良いですね!

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